地域企業22社によるNPO法人「栗原市障害者就労支援センター」が運営する障害者の就労支援事業所「NPOステップアップ」が宮城県栗原市築館荒田沢に移転し、開所した。事業所は「どんどん施設を活用し、勇気を持って就職に挑戦してほしい」と障害者に呼び掛けている。
従来の事業所のあった栗原市築館高田1丁目から約800メートル西にある電子部品工場を譲り受け、改修した。新しい事業所は床面積350平方メートル。二つの作業室や多目的室のほか、会議室と相談室などを備える。
事業所には精神障害者、知的障害者ら約30人が通う。企業に就職したい人向けの就労移行支援、事業所で仕事をしたい利用者への就労継続支援などの事業を行っている。
23日に行われた開所式には利用者や職員、佐藤勇市長ら計60人が出席。佐藤市長は「障害者の就職率の県内トップを目指し、働く場所の確保・拡充に努力したい」とあいさつした。
栗原市障害者就労支援センターは、全国で初めて企業が集まって2008年に設立した障害者就労支援のNPO法人。雇用の受け皿の企業が支援の側にも回る試みとして注目されている。これまでステップアップでは、利用者約30人が一般企業に就職した。
大場俊孝理事長は「自分や家族が就職は難しいと決めつけているケースが多い。企業の受け皿は充実している。自宅に閉じこもらずに、就労にチャレンジしてほしい」とアピールした。
関係者が横断幕を披露して新しい事業所の開所を祝った
河北新報-2013年08月25日日曜日
従来の事業所のあった栗原市築館高田1丁目から約800メートル西にある電子部品工場を譲り受け、改修した。新しい事業所は床面積350平方メートル。二つの作業室や多目的室のほか、会議室と相談室などを備える。
事業所には精神障害者、知的障害者ら約30人が通う。企業に就職したい人向けの就労移行支援、事業所で仕事をしたい利用者への就労継続支援などの事業を行っている。
23日に行われた開所式には利用者や職員、佐藤勇市長ら計60人が出席。佐藤市長は「障害者の就職率の県内トップを目指し、働く場所の確保・拡充に努力したい」とあいさつした。
栗原市障害者就労支援センターは、全国で初めて企業が集まって2008年に設立した障害者就労支援のNPO法人。雇用の受け皿の企業が支援の側にも回る試みとして注目されている。これまでステップアップでは、利用者約30人が一般企業に就職した。
大場俊孝理事長は「自分や家族が就職は難しいと決めつけているケースが多い。企業の受け皿は充実している。自宅に閉じこもらずに、就労にチャレンジしてほしい」とアピールした。
関係者が横断幕を披露して新しい事業所の開所を祝った
河北新報-2013年08月25日日曜日