生まれた時にダウン症の宣告を受けながら、家族や周囲の人たちに支えられ、絵画の世界で活躍している有賀宣美さん(33)=多治見市幸町=と、メキシコの障害児たちの作品を展示した「太陽展」が、瑞浪市明世町戸狩のミュージアム中仙道で開かれている。9月8日まで。
宣美さんは1980年、父裕一さんと母韶子さんの5番目の子どもとして生まれた。直後に「ダウン症で余命1週間」と宣告された。しかし、両親や4人の兄姉の温かい家庭環境の中ですくすくと育ち、県立東濃養護学校中等部を卒業して「太陽」や「花火」など、ダイナミックな色彩とデザインで描いた油絵やクレヨン画などに取り組んできた。
会場には、裕一さんが制作し宣美さんの絵を写した陶芸作品や宣美さんの絵に韶子さんの詩を添えた作品が並び、家族の愛情に包まれた展示会になっている。また、NPO法人「アートキャラバン〜太陽の子どもたち」(吉田陽色代表)が指導しているメキシコの障害児らの絵画作品も並び、会場は温かい雰囲気に包まれている。入館料200円、26日と31日、9月2日休館。問い合わせは同館(0572・68・0505)へ。
毎日新聞 2013年08月25日 地方版
宣美さんは1980年、父裕一さんと母韶子さんの5番目の子どもとして生まれた。直後に「ダウン症で余命1週間」と宣告された。しかし、両親や4人の兄姉の温かい家庭環境の中ですくすくと育ち、県立東濃養護学校中等部を卒業して「太陽」や「花火」など、ダイナミックな色彩とデザインで描いた油絵やクレヨン画などに取り組んできた。
会場には、裕一さんが制作し宣美さんの絵を写した陶芸作品や宣美さんの絵に韶子さんの詩を添えた作品が並び、家族の愛情に包まれた展示会になっている。また、NPO法人「アートキャラバン〜太陽の子どもたち」(吉田陽色代表)が指導しているメキシコの障害児らの絵画作品も並び、会場は温かい雰囲気に包まれている。入館料200円、26日と31日、9月2日休館。問い合わせは同館(0572・68・0505)へ。
毎日新聞 2013年08月25日 地方版