ゴエモンのつぶやき

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コンペで受賞!音声認識の「Talkitt」 発話障害者の言葉を聞き取り、即座にテキスト&人工音声に変換

2015年04月10日 00時42分21秒 | 障害者の自立

米国保健社会福祉省(National Institutes for Health)の統計によると、アメリカ国内で約750万人にも及ぶ人々が、発声に何らかの障がいを抱えている。

西欧諸国全体でも、全人口の1.5%ほどの人が、筋萎縮性側索硬化症、脳性小児まひ、パーキンソン病などをわずらい、発話に支障があるという。

・発話障がいがある人をサポート

発話障がいがあると、普通の人には発音が聞き取れず、スムーズな意思疎通をすることが難しくなる。そんな人々の助けになるために、現代のテクノロジーを活用しようと開発されたのが「Talkitt」である。

・Philipsのコンペで受賞

「Talkitt」は、音声認識のソフトウェア。Philipsが世界中から健康や福祉に役立つアイデアを募り、資金面で開発をサポートするコンテスト“Philips Innovation Fellows Competition”にて受賞を果たし、注目を集めている。発声や発話に障がいがある人の言葉を翻訳し、キャッチした音声をテキストに変換するアプリケーションだ。

・固有の音声パターンを認識、人工音声で読み上げも

ソフトウェアは、個々人で異なる発音の特徴や言葉の選択にフォーカスし、固有の“音声パターン”を認識する。

普通に聞いただけでは、非常に聞き取りにくい発話であっても、「Talkitt」はそれらを解析し、聞き取った内容を即座にテキストとして起こすだけでなく、同時に聞き取りやすい人工音声が読み上げてくれるのだ。

・スマホ、タブレット、PCで。あらゆる言語に対応

この「Talkitt」は、スマートフォン、タブレット、PCで動作し、しかもあらゆる言語に対応するという。友だちと会ったり、買い物をするときに、あるいは授業中に。日常生活のあらゆるシーンで活躍してくれるはずだ。

発話に障がいがある人とコミュニケーションするツールとしてだけでなく、聞き取りに慣れていない人をサポートするツールとしても役立ってくれそうだ。

家族や親族だけでなく、友人、医療関係者たちが、本人が言いたいことを汲み取り、心通わせる手助けとなってくれることだろう。

2015.4.8    Talkitt 米国保健社会福祉省


海外交流通じリーダー育成 西宮の障害者団体、参加者募集

2015年04月10日 00時33分59秒 | 障害者の自立

 兵庫県西宮市の自立生活センター「メインストリーム協会」が、障害者対象の研修プログラム「全国若手障害者リーダー育成留学」を企画し、参加者を募集している。8~9月の1カ月間で国内やアジアの自立生活センターを訪問し、活躍する人たちと交流する企画で、同団体は「日本よりも環境が整っていない地域で奮闘するリーダーたちのやる気に触れてほしい」と呼び掛けている。

 全国にある障害者自らが障害者にサービスを提供する「自立生活センター」を担ったり、自分たちで積極的に活動したりする若者を育成するのが狙い。同協会が支援をしているアジアの4カ国のセンターを研修先にした。

1カ月間の国内外での研修プログラムを実施するメインストリーム協会=西宮市西福町

2015/4/9    神戸新聞