ゴエモンのつぶやき

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統一地方選:手話の訴え、聴覚障害持つ母当選…明石市議選

2015年04月28日 01時19分52秒 | 障害者の自立

 総じて男性優位の自治体選挙に、女性たちが各地で挑んだ。26日投開票された統一地方選後半戦の兵庫県明石市議選では、無所属の新人、家根谷(やねたに)敦子さん(55)が当選した。生まれつき耳が聞こえず、手話の訴えを娘たちが通訳した。全日本ろうあ連盟(東京都)によると、耳が聞こえず、声も出ない議員は国政も含めて全国で初めてという。

 家根谷さんは会社員を経て1995年の阪神大震災でボランティア活動に従事。その際に災害弱者への支援が不十分だと感じ、明石ろうあ協会事務局で障害者の支援活動を始めた。2007年から明石市の障害者相談員を務めている。

 鳥取県で13年10月、手話を言語と認めて学ぶ機会を保障する「手話言語条例」が施行され、政治に興味を持った。昨秋、明石市で同様の条例の検討会があり、必要性を訴えて実現に奔走。条例は今年4月に施行された。

 「政治の場でも手話を認めてもらおう」と立候補を決意。「手話で演説中」というカードを掲げ、駅やスーパーの前に立った。「障害のある子が地域の学校に通える制度を」「災害時に障害者に情報を伝える仕組みを拡充したい」。次女の智美さん(28)や三女の明美さん(20)が手話通訳を担い、母の思いをマイクで訴えた。

 「本当に議員活動ができるのか」。有権者からそんな言葉も浴びせられた。「障害があってもやれると理解してもらうために決意しました」「手話も言葉です」。支持が広がっていった。演説を聞いた女性が覚えたての手話で「頑張って」と話しかけてくれ、うれしかった。「私の挑戦が後に続く人たちの希望になれば」と戦い続けた。

 家根谷さんは明石市の事務所で深夜、当選確実の知らせを受けると、手話で「たくさんの方の支援のおかげで当選できた。本当にありがとうございました」と何度も繰り返し、支援者らと抱き合って喜んだ。親族から贈られた明石産のタイを高々と掲げ、涙を流しながら「壁はあると思うが乗り越えていきたい」と決意表明した。

 全日本ろうあ連盟などによると、01年の長野県白馬村議選で聴覚障害の女性が当選して1期4年務めたが、不自由ながらも話すことはできた。耳が聞こえず声も出ない議員は過去に例がなく、明石市議会事務局は本会議での手話通訳者や要約筆記者の配置を検討している。

選挙運動期間中、手話を使って支持を訴える家根谷敦子さん

毎日新聞 2015年04月27日


聴覚障害者と市民、手話劇などで交流/観音寺

2015年04月28日 01時15分19秒 | 障害者の自立

 香川県観音寺市木之郷町の西讃ふくろうセンターで26日、恒例のふくろうセンターまつりがあり、聴覚障害者と地域住民、ボランティアらが芸能発表やバザーなどで交流した。

 同センターは観音寺、三豊両市の聴覚障害者の活動拠点として2007年にオープン。まつりは、西讃ろうあ協会(近藤龍治会長)が地域との触れ合いを通じて、聴覚障害者への理解を深めてもらおうと、新緑の季節に開いている。

 交流イベントでは、手話サロン「なかよし」や高知黒潮サークル「快演隊」など県内外から5団体が出演し、手話劇やコーラスなどを披露。フリーマーケットや飲食バザーもあり、高瀬高や高瀬中、三野津中の生徒たちもボランティアとして運営を支えた。

2015/04/27     四国新聞


障害者大会バレー、全国切符かけ10チーム熱戦

2015年04月28日 01時09分42秒 | 障害者の自立

 10月に和歌山県で開かれる全国障害者スポーツ大会バレーボール競技(精神の部)九州地区ブロック予選会が25日、佐賀市の県総合体育館で開かれた。10チームが優勝チームに与えられる出場権をかけて争い、佐賀県チームは3位と健闘した。

 大会は「精神障がい者バレーボール競技九州地区大会」を兼ね、九州各県に加え、福岡市と北九州市の政令指定都市から出場した。

 いぬお病院(鳥栖市)の外来患者を中心に編成した県チームは第2シードとして2回戦から登場した。選手たちは力強いサーブや粘り強いレシーブで、熱を帯びたプレーを見せた。点を取るたびにチームメートと喜びを分かち合った。

 優勝は福岡県チームだった。

熱戦を繰り広げた全国障害者スポーツ大会バレーボール九州地区予選会=佐賀市の県総合体育館

2015年04月27日    佐賀新聞


音声合成で障害者の日常会話を支援する「Pete(ピート)コミュニケーションエイド2」を発売

2015年04月28日 01時05分57秒 | 障害者の自立

イデア・フロント株式会社は、株式会社エーアイのご協力により発話困難な障害者の日常会話を支援するソフトウェア「Peteコミュニケーションエイド2」を2015年5月1日から販売いたします。ウィンドウズタブレット等にインストールし、ごく簡単な操作で会話文を高品質な合成音声で発話することができます。

イデア・フロントは、2001年から肢体不自由者のパソコン操作・入力を支援するソフトウェア「Pete(ピート)」を提供して参りましたが、障害や難病のため自分の声で会話が困難な利用者の方々から、合成音声による会話機能のご要望をいただいていました。
 そこでこの度、数々の音声合成製品・サービスの開発を手掛けているエーアイのご協力により、同社の音声合成ソフトウェア「かんたん!AITalk2Plus」とPeteを連携させた新製品「Peteコミュニケーションエイド2」を5月1日より提供開始することといたしました。
 Peteコミュニケーションエイド2は、予測入力を用いた簡便な手順で、高品質で聴き取りやすい合成音声の発話を行います。日常会話でよく使う定型文はメニューを1クリックするだけで直ちに発話でき、リアルタイムな会話も可能になります。さらに上位バージョンでは、Gメール、Twitter、LINE、Skype等の主要ウェブサービスの操作支援機能も搭載し、重度障害者の多様なコミュニケーションを支援する製品となっています。
 当社はこれまでの「Pete」提供の経験を生かし、Pete コミュニケーションエイド2を障害者個人だけでなく、障害者入所施設、リハビリテーション施設、特別支援学校等へ幅広く提供して参ります。さらに当社は重度障害者や難病患者の多様なコミュニケーション・ニーズに応えるべく、エーアイの様々な音声合成ソフトやサービスとPete を組み合わせた、新たなコミュニケーションエイドの開発・提供に取り組んで参る所存です。

※「かんたん!AITalk」は、株式会社エーアイの登録商標です。
※ Peteコミュニケーションエイド2は、独立行政法人情報通信研究機構「情報バリアフリー事業助成金」の助成を受けて開発しました。

関連情報
Peteに関する情報:http://www.ideafront.jp/PeteHP/
プレスリリース資料:http://www.ideafront.jp/PeteHP/press/pr150427.pdf
かんたん!AITalk2Plusに関する情報:http://www.ai-j.jp/kantanplus
 

北区議選 斉藤さん 元「筆談ホステス」トップ当選

2015年04月28日 00時59分58秒 | 障害者の自立

 「筆談ホステス」として知られる日本を元気にする会の斉藤里恵さん(31)は二十七日午前二時すぎ、白いスーツで事務所に姿を見せた。「まだ信じられない気持ちです」とボードに書き、北区議選のトップでの初当選を喜んだ。

 一歳の時に聴力を失い、うまく話すことができない。かつて勤めた銀座の高級クラブでは客とメモ帳で筆談。努力した結果、「ナンバーワン」といわれる人気を得た。長女栄万(えま)ちゃん(4つ)を育てるシングルマザーでもある。

 ホステス時代の経験をまとめた本を出版し、講演で各地を回った。前区議に立候補を勧められ、「聞こえないからこそ、人の声に耳を傾ける政治家になりたい」と決意した。駅前や商店街を回り、メッセージを書いた名刺を手渡した。筆談ボードやメールで有権者とやりとりした。

 チラシの配布や、政策を書いて掲げることを禁止する公選法に抵触しないよう苦心した。自分と同様の障害がある人は、文字でないと考えを訴えにくい。そんな人たちが選挙から排除されていると感じた。それだけに、「私は障害者であり、母であります。バリアフリー社会の実現を目指していきます」と意気込みを書いた時のまなざしは真剣だった。

2015年4月27日 朝刊    東京新聞