ゴエモンのつぶやき

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バリアフリー戦隊:障害者差別と闘う…NPO、寸劇で啓発

2015年04月17日 11時41分42秒 | 障害者の自立

 障害者差別をなくそうと、NPO法人「自立生活センターSTEPえどがわ」(東京都江戸川区)のスタッフらが、オリジナルの戦隊ヒーロー「ダンサナクセイバー」に扮(ふん)して活動している。障害者集会などで寸劇を披露し、世界を段差だらけにする悪者に立ち向かう。同NPOの今村登事務局長は「子どもたちに障害者の差別問題に興味を持ってもらうきっかけにしたい」と話している。

 ◇ダンサナクセイバー…敵は「バリバリアン」

 同NPOは障害者の自立を支援しており、「ダンサナクセイバー」は2007年ごろに結成。当初は同NPO内のイベントのみで披露していたが、子どもたちに好評だったため、数年前からは外部イベントに参加。インターネットの動画投稿サイト「YouTube(ユーチューブ)」でも公開している。

 寸劇では、戦隊の隊員2人(白とピンク)と車椅子に乗る「お茶の瑞江博士」、悪役「バリバリアン」が登場。「無関心編」では、バリアフリー研究をしている博士らに対し、悪役は「世界中を段差だらけにしてやる!」と妨害し、「点字ブロック上に自転車を止めていないか」「障害者用トイレで着替えていないか」などとバリアフリーに無関心な人が多い実態を指摘。隊員は「きょうから取り組もう」と呼びかけ、賛同する観客が増えるたびにエネルギーを上げ、悪役を退治する。「入試編」や「聴覚障害編」などもあり、障害者が生活する上で困っていることを表現する。

 3月末には、茨城県障害者権利条例施行に併せたパレードに参加。日常業務の合間に取り組んでいるため、寸劇は年数回にとどまっているが、博士役で出演している土屋峰和さん(46)は「勉強会や講演会より、子どもや親に目を向けてもらえる」と手応えを感じている。今村事務局長は「面白おかしく、楽しみながら差別問題に触れてほしい。今はまだ細々とした活動だが、各地に『ダンサナクセイバー』が誕生するよう活動していきたい」と話している。

戦隊ショーで差別解消を呼び掛ける「ダンサナクセイバー」(右の2人)と、敵役の「バリバリアン」(左)=水戸市で

戦隊ショーで差別解消を呼び掛ける「ダンサナクセイバー」(右の2人)と、敵役の「バリバリアン」(左)

毎日新聞 2015年04月16日 


「鬼洋蝶」作りに障害者汗

2015年04月17日 11時35分32秒 | 障害者の自立

 松浦市御厨町の障害者福祉施設「福祉の里松浦作業所」が平戸の伝統民芸品の凧(たこ)「鬼洋蝶(おにようちょう)」の商品化を企画し、施設利用者らが製作作業に汗を流している。

 同所は社会福祉法人「長崎両輪会」(田中広太郎理事長)が運営し、知的障害や精神障害などがある38人が通所。約15年前から観光地やキャラクターなどをプリントした凧を製作し、現在は年間約20万枚を販売している。

 鬼洋蝶は、平安時代中期の武将で、松浦家の5代目とされる渡辺綱が鬼退治をする様子を描き、独特の図柄や骨組みが特徴。最近は作り手が少なくなったことから、田中理事長が伝統を守るとともに、手軽な土産品にしようと商品化を企画した。

 図柄は施設の利用者で、趣味で鬼洋蝶作りを長年続けている藤谷泉さん(69)=同町=が描いた原画を印刷。骨組みは利用者らが担い、5月の販売開始を目指して作業を進めている。

 完成品は縦50センチ、横35センチ。1枚2500円で、県内外の観光施設などで販売する予定。田中理事長は「培ってきた技能を伝統継承にも役立てていければ」としている。問い合わせは同所(電0956・75・1428)。

完成した鬼洋蝶を手にする田中理事長(右)と藤谷さん=松浦市、福祉の里松浦作業所

2015年4月16日     長崎新聞


いっしょに走ろう:2015かすみがうらマラソン/下 障害者スポーツ支援

2015年04月17日 11時29分11秒 | 障害者の自立

 ◇伴走、広がる協力の輪

 「いいペースですよ」。短いひもを輪にして両端を2人で握り、会話を交わしながら並走する。桜の花びらが舞い散る雨の東京・代々木公園。4月5日、日本盲人マラソン協会が視覚障害者と伴走者のため、毎月第1日曜日に開いている練習会に、三菱商事社員の姿があった。

 リスクマネジメント部部長代理の村上啓二さん(47)は、視覚障害者の男性と一緒に12キロ走った。1キロ5分30秒のペースで約1時間。今年3月から練習会に参加していて、「沈黙が生まれないように気をつけている」と話す。19日のかすみがうらマラソンは村上さんにとって、視覚障害者の伴走者を務める初めての大会。トライアスロンでの自分の経験を生かし、ランナーのサポートに徹する。

 同社からは村上さんを含め、3人が伴走者として大会に参加する。障害者スポーツ応援プロジェクト「DREAM AS ONE.(ドリーム アズ ワン)」の一環だ。活動のアンバサダーを務める2004年アテネ・パラリンピック男子マラソン(視覚障害)金メダリスト、高橋勇市さんの、「盲人マラソンの伴走者が足りない」という一言がきっかけだった。

 「私たちに何ができるだろうか」。昨年10月のプロジェクト設立にあたり、環境・CSR推進部の小川直子さんは、障害者スポーツの関係団体を回った。「始めるきっかけがない」「認知度が足りない」。課題解決のため、障害児向けスポーツ教室や、ボランティア養成講座を始めたが、まだ手探りの段階だ。

 20年東京パラリンピックまで5年。障害者スポーツへの関心の高まりが予想される。小川さんは「みんながバラバラに動いてはダメ。企業・団体の垣根を越え、一緒にやっていきたい」と話している。

 ■ことば

 ◇DREAM AS ONE.(ドリーム アズ ワン)

 三菱商事の60周年記念事業で、障害者スポーツを応援するプロジェクト。障害児向けのスポーツ教室やサッカースクール、ボランティア養成講座などを開催し、障害者スポーツの認知度や競技者支援の広がりを目指している。

視覚障害者の伴走をする村上啓二さん(右)

2015年4月17日(金)     毎日新聞


バリアフリーホテル:道内初 知的障害者20人が従事 乙部に21日オープン /北海道

2015年04月17日 11時25分13秒 | 障害者の自立

 身体障害者が温泉やエステを快適に楽しむことができるリゾート宿泊施設「バリアフリーホテルあすなろ」が21日、乙部町館浦にオープンする。従業員33人中20人が知的障害者で、就労支援継続支援A型サービス事業所の指定を受ける。A型事業所のホテルは全国で5カ所目、道内では初めて。障害者が障害者をもてなす全館バリアフリー仕様のホテルは全国で初めて。障害者以外も利用できる。

  ホテルは、檜山地域で知的障害者向けの就労支援事業所などを幅広く手がける社会福祉法人「江差福祉会」(樋口英俊理事長)が運営。昨年2月に閉鎖したホテル「AACルネッサンスセルーラ」(鉄骨2階建て、延べ床面積約2500平方メートル)の土地と建物を無償で譲り受け、約7億1000万円を投じてバリアフリー化や露天風呂の増築などをした。

 客室は29室あり、カードキーを端末にタッチするだけでドアが開く自動ドア、背もたれと足の高さをリモコンで調整できるリクライニングベッドを全室に装備した。車椅子利用者が介助なしでも部屋に入り、ベッドでくつろぐこともできる。

 大浴場には、天然温泉や海水入浴法「タラソテラピー」など種類の異なる浴槽がある。スロープつきの浴槽は、車椅子に乗ったまま入浴できる。家族風呂や介護用専用浴室も備えた。予約時に希望を伝えることで入浴介助も受けられる。

 客室はエコノミー、デラックス、エグゼクティブの3種類で、本格中華料理の夕食と、焼きたてパンと薬膳がゆの朝食付きで1泊1万2000円から。素泊まりは7000円から。団体客向けに、車椅子6台を乗せられる送迎バスを用意する。来年3月の北海道新幹線開業に合わせ、新幹線駅とホテルを結ぶシャトルバスの運行も検討している。

 樋口理事長は「障害者が気軽に保養や休養に使える温泉ホテルは全国的に少ない。特に東日本大震災で被災した障害者たちに、震災の後遺症を癒やしてもらいたい」と話す。

毎日新聞 2015年04月16日 地方版


介護保険および障碍者総合支援システムのセキュアかつ安定的なバックアップ環境を実現

2015年04月17日 11時16分07秒 | 障害者の自立

~約1,000台の物理・仮想サーバのデータのバックアップ体制を構築~

デル・ソフトウェア株式会社(本社:東京都新宿区、代表取締役社長:中村共喜、以下、デル・ソフトウェア)は、公益社団法人 国民健康保険中央会(所在地:東京都千代田区、会長:岡崎誠也、以下国保中央会)が、バックアップおよびリカバリソフトウェアソリューション「NetVault Backup」により約1,000台の介護保険および障碍者総合支援システムの物理・仮想サーバのセキュアかつ安定的なバックアップ環境を実現した事例を発表しました。
国保中央会は1959年に設立され、2012年から公益社団法人に移行しました。国民健康保険事業と介護保険事業の普及、健全な運営と発展を担い、社会保障と国民保健の向上に寄与することを目的に、全国47都道府県に設立されている国民健康保険団体連合会(国保連合会)を会員として組織されています。

国保連合会は、国保事業の実施者である保険者を会員として、診療報酬の審査支払業務・保健事業・国保事業の調査研究・広報活動に加えて、介護報酬の審査支払業務および介護保険サービスの相談、指導、助言(苦情処理)業務、障害者福祉サービス費の支払業務なども行っています。その事業の一環として、介護保険審査支払等システム(以下、介護保険システム)および障害者総合支援給付支払等システム(以下、障害者総合支援システム)を運用しています。
  • 介護保険システム:介護保険制度が施行された2000年4月から稼働。47都道府県の国保連合会が保険者である市町村からの委託を受けて、介護サービス事業所からの介護報酬請求に対する審査支払業務や共同処理業務、介護給付適正化対策事業等を担うシステム
  • 障害者総合支援システム:障害者自立支援法が全面施行された翌年の2007年9月から稼働。国保連合会が市町村からの委託を受けて、障害福祉サービス事業所からの障害福祉サービス費の請求に対する支払業務や共同処理業務を担うシステム
 この2つのシステムは、いずれも国保中央会が全国標準システムとして開発し、全国の各国保連合会で運用されてきました。介護保険部 介護保険課 課長代理の野敬司氏は、この両システムの開発・保守について、過去を振り返り次のように述べています。

「介護保険システムおよび障害者総合支援システムはそれぞれ別のSIerによって開発・保守されてきたシステムです。さらにシステムの運用は、47都道府県の国保連合会によってそれぞれオペレーションされてきていました。6年ごとの機器更改を機に次のシステムのあるべき姿を検討してゆく中で、この2つのシステムを集約した上で、一拠点にまとめるべきだという結論に達したのです」

こうして、2010年から一拠点集約化プロジェクトが開始され、機器構築後に国保連合会の業務処理で性能と運用を確認する連合会運用試験が実施され、その後国保連合会と共同運用センター間のネットワークの通信レスポンスを確認する連携試験および性能検証などを経て、2014年5月から本稼働しました。

野氏は、「一拠点集約化システムは、運用の効率化、更改コストの削減、データのセキュリティ向上を目指したものです」と述べています。

東日本大震災の経験からバックアップの二重化対策を実施

野氏は、「2011年3月に東日本大震災を経験したことから、データの完全性としてのセキュリティ要求がより一層シビアになりました。そこで、一拠点化した共同運用センターだけでなく、国保中央会と国保連合会の各拠点でもそれぞれバックアップを行い、媒体でも保管するというバックアップデータの二重化を目指しました」と当時の施策について述べています。共同運用センターからそれぞれの国保連合会の拠点へレプリケートさせたデータを隔地保管することで、何があってもデータを損失させないというバックアップデータの二重化を実現しています。
 
旧システムは物理サーバで稼働していましたが、一拠点集約化システムにおいては仮想サーバが採用されていることから、仮想サーバのバックアップも考慮することも必要となりました。そこで、機器更改のタイミングに合わせて、バックアップ・ソフトウェアのリプレイスが検討されました。介護保険システムおよび障害者総合支援システムのバックアップはオフラインバックアップであり、バックアップ要件として特に複雑な仕組みは採用していないものの、今回の機器更改で、①仮想サーバ(VMware vSphere)のバックアップ、②仮想テープライブラリの導入という、2つの新しいアーキテクチャを採用することとなりました。

介護保険システムおよび障害者総合支援システムのバックアップサイクル
 
日次処理で差分バックアップを行い、週次処理および月次処理でフルバックアップを取得。その方法として、介護保険システムではOSが稼働したままでシステム的にオフラインにして、D2D2T(Disk to Disk to Tape)でバックアップして物理テープに保管
  • D2D2D(Disk to Disk to Disk)で仮想サーバのスナップショットを仮想テープライブラリに保管。一方、障害者総合支援システムは完全にシステムを停止してD2D2Tでバックアップ
国保中央会では最終的に「NetVault Backup」の導入を決定しましたが、野氏はその決定要因として、「機能面、価格面、サポート体制などを総合的に検討して、『NetVault Backup』の採用を決めました」と述べています。

また、介護保険部 システムコンサルタントの尾崎智晴氏も「フルバックアップでは1国保連合会あたりのディスク容量は15テラバイト程度、さらに共同運用センターでは数百台もの仮想サーバが稼働しています。しかしバックアップが時間内に終わらないといった問題もなく、安定稼働しており、導入も特に問題なく予定どおりに完了しました」と述べています。

安定したバックアップ環境を実現し長期保守サポートでコストも削減

介護保険システムおよび障害者総合支援システムの機器更改は、約6年のサイクルで実施してきている一方で、これまで利用していたバックアップ・ソフトウェアのライフサイクルは2~3年程度で終了するために、機器の運用ライフサイクル中にバックアップソフトのバージョンアップの必要が生じるという課題がありました。

デル・ソフトウェアのサポート体制について野氏は、「『NetVault Backup』の5年間の長期保守サポートを提供してもらえたことで、機器更改のタイミングに合わせたソフトウェアのバージョンアップが可能になりました。これにより2~3年ごとに必要だったバージョンアップ作業が不要になったほか、バージョンアップのために必要だったコストも削減することができました」と述べています。

さらに、介護保険部 システムコンサルタントの川岸弘明氏からは、「システム構築時に何度か問い合わせをしたのですが、回答までのレスポンスが非常に速く、丁寧なサポートを提供してもらえました。構築時に発生した障害は都度、テスト環境での検証後に本番環境に適用されていきますが、その障害発生(複数)から本番環境への適用完了までのリードタイムが短くなりました」と話しています。

さらに、「NetVault Backup」のオプションである仮想テープライブラリについて、尾崎氏は「仮想テープライブラリを導入したことで、物理テープライブラリよりも運用コストが削減できました。今回、50テラバイト分を導入していますが、バックアップ時に重複排除を行っていることもあり、仮想テープライブラリとしてはまだまだ余裕があります」と述べています。

「NetVault Backup」の総合的な評価について野氏は、「バックアップ・ソフトウェアは、安定して確実に稼働し、サポート力が高い点を評価して製品を選ぶことになります。今回、こうした点を満たす『NetVault Backup』が選択されました。当たり前のことが当たり前にできるということが、我々にとって最も重要なのです」と話しています。
 
導入ソリューション
NetVault Backuphttp://www.dell.com/jp/business/p/dell-software-netvault-backup/pd 
NetVault Backup Enterprise Package
NetVault Backup Virtual Tape Library
NetVault Backup Plug-in for VMware
žNetVault Backup Bare Metal Recovery for Windows など

*記載されている会社名および製品名は、各社の登録商標または商標です。

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