新発田市は17日、2010年度から13年度にかけて特別障害者手当が過払いとなっていた受給者が1人いたと発表した。他にも過払い、未払いの可能性がある受給者が計30人おり、市が調査を進めている。当時の担当者が、受給要件を満たしているか否かを見落としたことが原因という。
過払いが分かった市内の男性1人には、12年3月から13年7月の間に約44万円が過剰に支給されていた。特別障害者手当は在宅でなければ受給対象にならないが、男性は施設に入所していたという。
市は判明した過払い分については返還を求め、未払い分については請求を促す方針。市社会福祉課の市野瀬節子課長は「深く反省している。市民の信頼を取り戻せるよう適正な事務の実施に取り組む」と話した。
2015/04/17 新潟日報