県視覚障害者協会は本や雑誌などを点訳、音訳するボランティアの養成講習会の参加者を募集している。担当者は「初心者でも基本はマスターできる」と幅広い応募を呼びかけている。
同協会は1970年代から、書籍などを点字に翻訳する点訳と、書籍の文章や写真などの情報を声で伝える音訳のボランティアの養成講習会を実施。参加者は半年間の講習を受けた後、県点訳友の会といしかわ音訳の会に所属し活動する。視覚障害者からのリクエストがあれば、手紙などの翻訳や対面朗読サービスなども請け負う。
同協会の講習を受けて活動している点訳者は3月末現在で113人、音訳者は92人。担当者は「ボランティアの中には、知識が全くなかった人もいる。最初は先輩と組んで訳すので、言葉が好きだったり興味のある人は参加してみてほしい」としている。
対象は県内在住・在勤の18歳以上。会場は県視覚障害者情報文化センター(金沢市芳斉1)、参加無料。講習は全24回で、点訳が5月16日~10月31日の毎週水曜午後1時半~同3時半、音訳が5月18日~11月2日の毎週金曜の同時間帯。参加申し込みはいずれも5月9日必着。問い合わせは県視覚障害者協会(076・222・8781)
毎日新聞 2018年4月27日