ゴエモンのつぶやき

日頃思ったこと、世の中の矛盾を語ろう(*^_^*)

受講生募る 聴覚障害者へ同時通訳 神戸市と明石市

2018年04月13日 11時53分25秒 | 障害者の自立

 神戸市と明石市は、「要約筆記者」の養成講座の受講生をそれぞれ募集している。

  要約筆記者とは、言わば文字を使った同時通訳のこと。要約筆記者は話し手の発言内容を要約して文字に起こし、聴覚障害者(中途失聴者、難聴者)に内容を伝える。

 両市の講座はともに、市内在住・在勤・在学の18歳以上が募集対象。全日程への8割以上の出席率と、受講後の要約筆記者活動が応募条件になっている。講座の日程などは次の通り。

 <神戸市>6月6日~来年1月23日の毎週水曜日(一部を除く)、神戸市灘区岸地通1の県立聴覚障害者情報センターで開催。計11回の「手書き・パソコン共通講義」(午前10時~午後3時)と、計20回の「実技」(手書きコース=午前10時~正午、パソコンコース=午後1~3時)がある。実技は2コース連続受講可。要ノートパソコン持参。受講無料だがテキスト代3600円と資料代など1600円が必要。定員30人。応募締め切りは5月18日(必着)。問い合わせは委託先の市身体障害者団体連合会(078・341・8644)へ。

 <明石市>今月27日~12月14日の毎週金曜日(一部を除く)の午後1時半~4時半、明石市貴崎1の市立総合福祉センターで開催。パソコンコースのみ全30回。要ノートパソコン持参。受講無料だがテキスト代4400円が必要。定員20人。応募締め切りは今月13日(必着)。問い合わせは市障害福祉課(078・918・1344)へ。

毎日新聞         2018年4月11日 


脳出血と介護の日々/10 スタッフの言葉に一喜一憂 /福岡

2018年04月13日 11時14分05秒 | 障害者の自立

「意識レベルは一番よくない状態ですが、少し反応が出てきています」。あれは義母と義弟が京都へ帰った翌日、同居人(夫)が倒れて5日目の午前中だった。病院へ行くと、リハビリスタッフの女性が夫の状態を教えてくれた。何となく将来の回復が期待できそうな気がして私はうれしくなった。 

 その帰り際、主治医に声をかけると「ちょうどよかった」と、集中治療室横の部屋へ招き入れられた。意識の戻りが遅いので脳の断層撮影検査をしてみると、左側に脳梗塞(こうそく)が生じていることが分かったという。「右の出血の手術は成功したのに。悔しいなあ。悔しいです」。右の手術が成功した時の予測とは、違う今後が待っているということなのか。彼が倒れて以来、私たちは医療スタッフの言葉を聞いて一喜一憂する毎日だった。

  ◇     ◇

 ただ、後遺症がどの程度出るのかは、意識が戻らないと何とも言えないという。「待ちましょう」。主治医の言葉に、できることは待つしかないのかとぼうぜんとした。

 刺激を入れる(与える)ことが意識回復につながるというが、1回10分の面会時間ではできることは少ない。「もっと頻繁に来てもいいですか」と尋ねると、全く問題ないという。この非常時にきまりごとなどをしゃくし定規に守る必要などなかった。その日以降、私は病院にいる時間をどんどん増やすことにした。

  ◇     ◇

 「健康保険限度額適用認定証」。夕方、夫の会社の人が持って来てくれたのは、高額になることが予想できる治療を受ける際、それを示すことで限度額以上は請求されずに済む書面だった。

 病院側から仕組みを聞き、会社に申請しなさいと書いたプリントをもらって手続きをしたのだが、ひと昔前にはなかった制度だ。私はその時まったく知らなかったが、後に必要になった介護保険や障害者手帳の手続きなども、病院のソーシャルワーカーから丁寧に説明を受け、スムーズに手続きをすることができた。

毎日新聞        2018年4月11日


神戸ポートアイランド初のボルダリング施設

2018年04月13日 11時00分12秒 | 障害者の自立

[特定非営利活動法人モンキーマジック]

光るホールドシステム「みちびクライミング」を世界初導入


「見えない壁だって、越えられる。」をコンセプトに、障害者クライミング普及活動を通じて、多様性を認めあえる成熟した社会の実現を目的に活動する特定非営利活動法人モンキーマジック(東京都武蔵野市/以下、NPO法人モンキーマジック)は、神戸ポートアイランド(神戸市中央区)初のボルダリング施設「ビジョンパーク みちびクライミングウォール」の運営業務を受託し、2018年4月3日(火)から営業を開始しました。

◼️「ビジョンパーク みちびクライミングウォール」とは
iPS細胞を使った再生医療の研究や、最先端の眼科医療からリハビリまで対応する全国初の医療複合施設、神戸アイセンター内のビジョンパークに設置されたクライミングウォール。80度から110度の異なる角度の壁が5面あり、初めての方から経験者まで楽しむことの出来る様々な課題にチャレンジすることができます。また、さまざまなロービジョン(見えない、見えにくい)の人の見え方をシミュレーションゴーグルを使って疑似体験することもできます。

「みちびクライミング」とは?
「登る人を次々に光るホールドと音でゴールまでみちびく」というコンセプトの、全く新しいホールドのシステムです。「ビジョンパーク みちびクライミングウォール」に世界で初めて導入されました。
登録されたルートの次に持つべきホールドが明るく点滅。正しいホールドを持つことができたら、荷重センサーにより音が鳴るとともにまた次に持つべきホールドが点滅を始めます。このようにして、ゴールのホールドまで登りきることができます。
「もっと直観的に、もっと多くの人が、もっと身近に、クライミングの世界を楽しむことができるように」という想いから生まれた、この「みちびクライミング」は、世代や障害の有無などを越えた、多様な人のこころとからだの健康増進をみちびくことができます。
神戸アイセンター・ビジョンパークでは、ロービジョン(見えない、見えにくい)の人だけでなく、企業や一般の方へもさまざまなロービジョンケアに関する情報を提供し、見え方の質、生活の質の向上を目指します。光を認識できる程度の視力があれば、「みちびクライミング」で晴眼者と同じルールで全身運動のクライミングを楽しむことが可能となるため、リハビリへの積極的な活用や、クライミングをきっかけに運動機会拡大などが期待されています。

光るホールドシステム「みちびクライミング」


◼️ビジョンパーク みちびクライミングウォール 営業概要
【営業時間】
・奇数週(第1、3、5週)火水金営業︰12:00~20:00(19:00最終受付)
・偶数週(第2、4週)火水土営業︰火水/12:00~20:00(19:00最終受付)、土/10:00~18:00
※土曜日は2時間ごとの予約制(10:00~、12:00~、14:00~、16:00~)

【アクセス】
神戸市中央区港島南町2-1-8 神戸アイセンター2階ビジョンパーク内(神戸新交通ポートアイランド線医療センター駅から徒歩2分※駅直結)

【利用料金】
・一般
初回登録料 500円
レンタルシューズ 100円
おとな 2時間 1000円、こども(小学生)1時間 500円から
※ビジョンパークを運営統括する公益社団法人NEXT VISION(ネクストビジョン)の個人賛助会員は割引優待あり

【注意事項】
・18 歳未満の方は初回登録時「利用に際しての同意事項確認書」に保護者様の署名が必要です。初回は保護者様同伴でお越しください。
・小学生は初回以降も保護者様同伴でないとご利用できません。
・保護者様はご利用中にお子様から目を離さないでください。
・未就学児は原則ご利用できませんが、ご希望の方は一度お問い合わせください。

【お問い合わせ】
・電話番号
080-7011-7845(NPO法人モンキーマジック岡田)
・メールアドレス
info.michibi@gmail.com

時事通信           2018/04/11

 


ハンディある人へ優しいのはどこ?

2018年04月13日 10時46分40秒 | 障害者の自立

公衆トイレ2000ヵ所調査 HPで紹介「『あすはわが身』の視点を」

 障害者に優しい公衆トイレはどこ?-。長崎県諫早市高来町の介護福祉士、豊福和範さん(44)は、10年前から県内の公衆トイレ約2千カ所を巡り、障害者や親子連れの使いやすさなどを調査。「トイレ探索士」と名乗り、自身のホームページ(HP)「長崎・トイレ案内板」で調査結果を紹介している。「ハンディがある人が健常者と同じように外出するために、トイレの情報はとても重要」と力を込める。

 今月初め、雲仙、島原両市にまたがる県立百花台公園の公衆トイレを豊福さんに案内してもらった。
 「香帆はベッドの幅を測って。大輝は写真係」。同行した小学6年の長男大輝君(11)、4年の長女香帆さん(9)と一緒に点検。園内に十数カ所あるうち、最新のトイレは「障害者にとって最も理想的な多目的トイレ」と評価した。
 このトイレは、個室の中央奥に設置された便座の両側に、上方に跳ね上げられるU字型の手すりがある。温水洗浄などのスイッチも便座両側にあり左右対称の形状。これだと、左右どちらがまひした人でも使いやすいという。広い室内は、車いすや移動式ベッドでも利用しやすそうだ。
 例えば、便座が側面の壁際にあり、その壁にL字型の手すりを取り付けてある多目的トイレを見掛けるが、まひの左右によって使いにくい場合がある。多目的トイレは老若男女、障害の有無といった違いにかかわらず利用可能な設計「ユニバーサルデザイン(UD)」のはずだが、豊福さんは「健常者が考えるUDと、障害者の使いやすさとの間にまだ、ずれがある」と説明する。
 福岡市出身。結婚を機に2005年、長崎市に移り住み高齢者施設に勤めた。施設利用者の外出時に経路のトイレを調べたり、自身の子育てで父親がおむつ交換できるトイレを探したりした経験から調査を開始。13年に脳梗塞で軽いまひを患ってリハビリを経験し、障害者の使いやすさに一層関心を持つようになった。
 HPは県内各地の公衆トイレについて、多目的トイレや駐車場の有無、手すりの配置、形状の情報などを掲載。地域別のほか人工肛門・ぼうこうの人が使う「オストメイト対応」などの分類別で閲覧可能。16年時点で、離島を除く約1800カ所のうち、多目的トイレ付きは約800カ所だった。外観などの写真を付け、バラエティーに富んだ様子も楽しめる。
 県内で多目的トイレの場所をHPで発信している自治体などはあるが、県全域を網羅し詳細を把握できるHPはほかに見当たらない。昨年、第2回日本トイレひと大賞(NPO法人日本トイレ研究所主催)の受賞10個人・団体の一つに選ばれた。
 障害者らのトイレの問題に、健常者は関心を持ちにくい。「今は健常でも『あすはわが身』という視点でトイレのことを考えて」と呼び掛けている。

多目的トイレの設備などを調べる豊福さん(中央)と大輝君(右)、香帆さん親子

2018/4/12       株式会社長崎新聞社


県職員採用試験、身体障害者枠の受験資格を拡大

2018年04月13日 10時41分36秒 | 障害者の自立

応募者増へ、2カ月前倒しも

 佐賀県人事委員会は、身体障害者を対象とした県職員採用試験について、実施時期を2カ月早め、受験資格は障害程度をより軽度に対象を広げ、年齢も30歳未満から36歳未満に引き上げる。2017年度の合格者がゼロだったことを受け、応募者を増やすため見直した。16日から募集する。

 これまで障害の程度は1~4級だったが、6級まで拡大した。受験資格は19年4月1日現在、18歳以上、36歳未満で、介護者なしで働ける県内在住者。採用人数は行政、教育行政、警察事務で各2人程度を予定する。

 1次選考は7月1日で、法律や歴史、数学など幅広く出題する教養試験を課す。作文や面接などの2次選考(同14日)を経て、最終合格者は7月下旬に発表する。受験申込書は県のウェブサイトに掲載するほか、県庁や各保健福祉事務所などで配布する。

 問い合わせは県人事委員会、電話0952(25)7295。

4/11      佐賀新聞