東日本大震災の被災地で医療活動を行うため、宮城県石巻市に医療救援チームを派遣している兵庫県医師会の先遣隊(第1陣)が帰還し、26日、会見を開き、「身寄りをなくしたり、声をあげられなかったりする障害者らが避難所にいる」などと訴えた。また津波で義足を流された男性を近く神戸に受け入れ、新しい義足の作製とリハビリを支援することも発表した。
川島龍一会長は、「発生から2週間が経過しても、薬などの物資不足が続いており、阪神大震災とは大きく異なる」と指摘。医師会として「避難所の片隅で、声も出せずにいる方々を見つけていきたい」と訴えた。
同会がケアする男性は石巻市の避難所にいる斉田道男さん(60)。津波で妻を失い、左足の義足も流されたため、29日に県立総合リハビリテーションセンター(神戸市)に受け入れるという。
(2011年3月27日 05:25)
産経関西 -
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