知的障害を持つ人がデザインしたかわいらしい段ボール箱。福岡市の団体が「障害者の社会参加を持続的に支援したい」と企画・販売しており、今月までの4カ月で約1万箱が売れたという。売り上げの1割が作家に還元される仕組みで、配送などに採用する企業も増えてきた。
この段ボール箱の生みの親は、建築家で九州大学大学院芸術工学研究院の鵜飼哲矢准教授(44)。「贈り物と一緒に作家の優しい気持ちも届けたい」と、西日本の一部で「ありがとう」の意味で使われる方言から「だんだんボックス」と名付けた。
今年3月、福祉にも携わる彫刻家と話していた際、才能ある障害者への持続的な支援が話題に。研究室の隅に積まれた段ボール箱が偶然目に入り、「彼らのデザインを描いて販売してみては」とひらめいたという。
知人らに声を掛け、8月に「だんだんボックス実行委員会」を設立。福岡県内外3カ所の工房で働く障害者約30人の作品2000点以上の中からデザインを選び、委員会が中心となり箱を作った。
価格は大きさに応じ、1個200~350円。福岡市内に特設された店を訪れた主婦(43)は「かわいい上に、作家さんに還元されるのは素晴らしい。人に送るだけでなく、自分の物も入れたい」と話した。(2010/12/26-14:55)
時事通信
この段ボール箱の生みの親は、建築家で九州大学大学院芸術工学研究院の鵜飼哲矢准教授(44)。「贈り物と一緒に作家の優しい気持ちも届けたい」と、西日本の一部で「ありがとう」の意味で使われる方言から「だんだんボックス」と名付けた。
今年3月、福祉にも携わる彫刻家と話していた際、才能ある障害者への持続的な支援が話題に。研究室の隅に積まれた段ボール箱が偶然目に入り、「彼らのデザインを描いて販売してみては」とひらめいたという。
知人らに声を掛け、8月に「だんだんボックス実行委員会」を設立。福岡県内外3カ所の工房で働く障害者約30人の作品2000点以上の中からデザインを選び、委員会が中心となり箱を作った。
価格は大きさに応じ、1個200~350円。福岡市内に特設された店を訪れた主婦(43)は「かわいい上に、作家さんに還元されるのは素晴らしい。人に送るだけでなく、自分の物も入れたい」と話した。(2010/12/26-14:55)
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