東京都北区の高齢者用マンション3棟で入居者が「拘束介護」されていた問題で、北区は6日、新たに入居者75人に対する身体拘束が虐待にあたると認定したと発表した。区が昨年11月時点の入居者159人に対する拘束の状況を調べた結果で、虐待を受けたと認定された入居者はこれで計95人になった。
北区は2月17日、20人に対する介護ヘルパーらの身体拘束が常態化していたとして、高齢者虐待防止法に基づき虐待と認定。その後もほかの入居者について調査を続けていた。95人のほかに、65歳以下の入居者1人への拘束も確認したが、同法の対象外になるため、障害者虐待防止法に基づく虐待にあたるかどうかを調べている。
北区は、入居者に介護サービスを提供している事業所を運営する医療法人「岩江クリニック」に、改善策の提出を求めている。
2015年3月7日 朝日新聞
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