民間団体が2台導入
複数人乗りのタンデム自転車を通じ障害者を支援する民間団体「タンデム自転車NONちゃん俱楽部」は8日、松山市錦町の事務所で2人乗りの高機能三輪自転車を披露した。避難所に障害者らを乗せていくなど、災害時の活用が期待される。
公開されたのは、前側に椅子がある電動アシスト機能付きの三輪自転車。公益財団法人俱進会(東京)の助成金を活用して2台導入した。
8日は、近くの乙井美知江さん(100)を自宅前で三輪自転車に乗せ、八坂地区自主防災連合会の小笠原貴久代表防災士(57)が八坂小学校(同市湯渡町)まで運転した。小笠原さんは「電動アシスト機能で楽に進むので、女性や子どもでも安全に運転できる」と話した。
「―俱楽部」の津賀薫代表(67)は「災害時、車での避難は渋滞につながるが、自転車は小回りも利く」と有効性を強調。自主防災組織と連携し、訓練やイベントなどで活用し、認知度を高めるとしている。
「タンデム自転車NONちゃん俱楽部」が導入した2人乗りの高機能三輪自転車
2018年6月9日(土)(愛媛新聞)
※コメント投稿者のブログIDはブログ作成者のみに通知されます