ゴエモンのつぶやき

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歩道橋の点字ブロック、市民の“直訴”で完成 福岡市

2012年01月13日 03時22分15秒 | 障害者の自立
 「目が不自由な人には危険」という市民の声を受けて、福岡市東区千早の交差型歩道橋に点字誘導ブロックが設置された。同区の理容師、野田賢治さん(62)が国土交通省に改善を要望し、実現した。野田さんは「事故が起きる前に設置してもらえてよかった」と喜んでいる。(矢野恵祐)

 設置されたのは、国道3号線沿いにある交差型歩道橋「みゆきロード」。全長は40メートルを超え、九州では珍しい交差型の歩道橋だ。

 エレベーターで橋の上に出ると、正面は自転車道と階段の下り坂になっている。このため、目の不自由な人や車いすの人が方向を間違えると、誤って下ってしまったり、上ってきた自転車とぶつかったりしてしまう可能性がある。

 野田さんは2010年12月、国土交通省福岡国道事務所に連絡し、問題点を指摘。進む方向を間違えないように点字誘導ブロックの設置を求めた。同事務所には他の利用者からも「手すりしかなく、目が不自由な人は困る」といった声が寄せられていたという。

 国道事務所の職員が、野田さんや市の視覚障害者福祉協会の職員とともに現場に赴き、安全策を検討。昨年11月、点字誘導ブロックが設置された。

 約10年前にくも膜下出血で錯視などの後遺症が残ったという野田さん。「健常な時は気づかなかった部分が見えるようになった」と言い、病気をきっかけにホームヘルパーや福祉住環境コーディネーターなどの資格を取得した。経営する理容室では、体の不自由な人を送迎するなどの介助サービスも行っている。

 設置以来、橋の上では点字ブロックを頼りにつえを使う人や、自転車を押して歩く人が増えたという。野田さんは「市民1人の声でも行政を動かすことができる。少しでも困っている人の助けになったのならば本当にうれしい」と話した。


点字誘導ブロック(奥)が敷かれた歩道橋

(2012年1月12日 読売新聞)


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2 コメント

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ありがとうございます (野田賢治)
2012-02-27 15:16:24
読売新聞の点字ブロックの記事を掲載していただきありがとうございます。今後ともよろしくお願いいたします。
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ありがとうございます (野田賢治)
2012-02-27 15:21:04
アドレスまちがえていました、
読売新聞の点字ブロックの記事を掲載していただきありがとうございます。今後ともよろしくお願いいたします。
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