悠山人の新古今

日本初→新古今集選、紫式部集全、和泉式部集全、各現代詠完了!
新領域→短歌写真&俳句写真!
日本初→源氏歌集全完了!

紫式部集085 あきが来て

2006-07-14 03:25:00 | 紫式部集

2006-0714-yms085
あきが来て物悲しいの切ないの
あなたと違う月を見ていて   悠山人

○紫式部集、詠む。
○略注=九月、晩秋の月明かりに、同じ気持ちを、と紫の詞書。世間で言う、あき(秋、飽き)に思いを馳せてくださいな。あなたが綺麗な月(新しい女)に心を奪われている、としても・・・。新潮版に、「結婚生活二年余りの間には、こんなに夜離れをうらむこともあったことがわかる。」 わかる、どころか、ひしひしと胸を打つ一首である。平王ク歌番号095。
 ¶秋のあはれ=「秋という寂しい頃」「飽きられた女の切なさ」。
 平安貴族の女性は、男女の愛情生活という面では、圧倒的に
 
男性に依存するしかない、弱い存在であった。
□紫085:おほかたの あきのあはれを おもひやれ
      つきにこころは あくがれぬとも
□悠085:あきがきて ものがなしいの せつないの
      あなたとちがう つきをみていて
*now streaming : Bach-Orchestral Suite 2 in Bmin*
 
http://64.71.150.28:14502


短歌写真183 唐あやめ

2006-07-14 03:10:00 | 短歌写真

2006-0714-yts183 un gladiolo bianco
唐あやめ明けるものとは知りながら
写像に閉ぢて蕾見ゆらん   悠山人

○短歌写真、詠む。
○グラディオルス、白。返し風に。明ける、明くる(る)。ながら、ぬれど、つつも。閉ぢし、閉づる。蕾の、蕾ぞ、蕾こそ。見るべき(や)、見るべし、見ゆれ・・・。順列・順列・組合せなどという、数学用語が思い浮かんだ。短歌詠みの苦しみは喜びと同居している。How about you?

□からあやめ あけぬるものとは しりながら 
  しゃざうにとぢて つぼみみゆらん
*now streaming : ・・・Winamp, I use now, was just refreshed as Winamp 5.24.And it became more complex to use.*


image136 阿蘭陀海芋

2006-07-14 02:35:00 | images

2006-0714-yim136
title : un colla giallo
yyyy/mm : 2003/07
notes : calla(カルラ。カラ。通名カラー)。阿蘭陀海芋(オランダかいう)。黄花海芋。写真上は私の旧作同期、下は廃HPのキャッシュから借用。
○花名「カラー」について。日本語HPでは、語源が確定しないので、まずは英語版から探す。参考までに、短いから、全文を紹介。thinkbabynames.com。
 Origin and Meaning of the Name Calla:
 The girl's name Calla is of Greek origin, and its meaning is "beautiful." Also the name of a flower: the calla lily.
 For more information, see also related names Calida and Calista. Search for names similar to Calla starting with Ca-, Cal-, Call-, Calla- or ending with -la, -lla, -alla.
 Calla is a rare female first name as it was not ranked for females of all ages in the 1990 U.S. Census. Calla is a rare surname as it was not ranked for people of all ages in the 1990 U.S. Census.
 Displayed below is the popularity trend for the girl's name Calla as a birth name for newborn babies.
(このあとに、Calla と命名された女児数の年度別グラフなど。)
 これでは、日本の2起源説(「美」「襟」)から出ていない。ギリシャ語のΚΑΛΟΣ(KALOS/カロス/beautiful、美しい。名詞形はΚΑΛΟΝ。詳細は略。)からは、語源と言うには、遠すぎる。それが主な理由で、私は英語版でも納得しないが、今回はここで留める。