2006-0727-yms095
お互いに三笠の麓に住みながら
隔てる谷は深そうですね 悠山人
○紫式部集、詠む。
○略注=詞書は、「少将・中将と名ある人々の、同じ細殿に住みて、少将の君を夜な夜なあひつつ語らふを聞きて、隣の中将」。少将・中将は女房の呼び名。「少将」は既出、親友の小少将か。中将は不詳。細殿(さいでん)は、「殿舎の側面や背面などの細長い廂の間。」(新潮版) この場合は、弘徽殿の西廂の間。平王ク歌番号101。渋谷版は100。
¶三笠山=「ここは、近衛の大将・中将・少将の異名。」(同) 現
代詠も踏襲。
□紫095:みかさやま おなじふもとを さしわきて
かすみにたにの へだつなるかな
□悠095:おたがいに みかさのふもとに すみながら
へだてるたには ふかそうですね
お互いに三笠の麓に住みながら
隔てる谷は深そうですね 悠山人
○紫式部集、詠む。
○略注=詞書は、「少将・中将と名ある人々の、同じ細殿に住みて、少将の君を夜な夜なあひつつ語らふを聞きて、隣の中将」。少将・中将は女房の呼び名。「少将」は既出、親友の小少将か。中将は不詳。細殿(さいでん)は、「殿舎の側面や背面などの細長い廂の間。」(新潮版) この場合は、弘徽殿の西廂の間。平王ク歌番号101。渋谷版は100。
¶三笠山=「ここは、近衛の大将・中将・少将の異名。」(同) 現
代詠も踏襲。
□紫095:みかさやま おなじふもとを さしわきて
かすみにたにの へだつなるかな
□悠095:おたがいに みかさのふもとに すみながら
へだてるたには ふかそうですね