悠山人の新古今

日本初→新古今集選、紫式部集全、和泉式部集全、各現代詠完了!
新領域→短歌写真&俳句写真!
日本初→源氏歌集全完了!

紫式部集086 垣は荒れ

2006-07-15 02:00:00 | 紫式部集
2006-0715-yms086
垣は荒れやがて撫子に露を置く
秋までもつか私のいのち   悠山人

○紫式部集、詠む。
○略注=ここから四首は、夫と死別後、病に臥したころの歌。すっかり落ち込んでいる。この歌の詞書に、六月の頃、なでしこの花を見てと。生垣は荒れ放題。なんて寂しいこと。今咲いている撫子も、暑い夏が過ぎれば露置く(霜がおりる)季節。その秋を私は見ることがないのだわ。平王ク歌番号096。
 ¶垣ほ(穂)=かきほ。生垣。
 ¶とこなつ(常夏)=撫子の別名。「作者の一人娘の面影を含ん
 でいる。」(新潮版)

□紫086:かきほあれ さびしさまさる とこなつに
      つゆおきそはむ あきまではみじ
□悠086:かきはあれ やがてなでしこに つゆをおく
      あきまでもつか わたしのいのち

短歌写真184 年月の

2006-07-15 01:00:00 | 短歌写真
2006-0715-yts184
年月の過ぎ行くままに生はあれど
恥ぢらふきみのいま輝けり
  悠山人

○短歌写真、詠む。
○実験的短歌写真。歌よりも配色が難しい。
○イタリア語短歌とする。
 La vita mostra molte facce
  quando il tempo passa,
 ma ora siete molto bella
  con alcune apparenze prima di me.
○英語短歌とする。
 The life shows many faces
 as the time passes away,
 but you are very beautiful now
 with some appearances before me.
□短写184 としつきの すぎゆくままに せいはあれど 
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*now streaming : Mozart-Concerto No.1 in GMajor*
 
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