2006-0724-yms092
春になり氷も解けて流れ出し
私の心も宮向きしましょう 悠山人
○紫式部集、詠む。
○略注=出仕直後に、正月の里帰り。女房仲間ともほんの少しばかり会話をした程度。その一人に、という前口上。どんな氷も春になれば、おのずと解けるというもの。あなたが心を開いて下されば、春にはまた楽しく宮仕えが出来るでしょうね。平王ク歌番号058。
¶をだえの水=<緒絶え(流れの途絶えている川水-宮中)・
小絶え(しばらく流れが途絶えている水-式部自身)の2説あ
り。>(平王ク)
□紫092:とぢたりし いはまのこほり うちとけば
をだえのみづも かげみえじやは
□悠092:はるになり こおりもとけて ながれだし
わたしのこころも みやむきしましょう
春になり氷も解けて流れ出し
私の心も宮向きしましょう 悠山人
○紫式部集、詠む。
○略注=出仕直後に、正月の里帰り。女房仲間ともほんの少しばかり会話をした程度。その一人に、という前口上。どんな氷も春になれば、おのずと解けるというもの。あなたが心を開いて下されば、春にはまた楽しく宮仕えが出来るでしょうね。平王ク歌番号058。
¶をだえの水=<緒絶え(流れの途絶えている川水-宮中)・
小絶え(しばらく流れが途絶えている水-式部自身)の2説あ
り。>(平王ク)
□紫092:とぢたりし いはまのこほり うちとけば
をだえのみづも かげみえじやは
□悠092:はるになり こおりもとけて ながれだし
わたしのこころも みやむきしましょう