今年も梅雨に入ったが
まだ空梅雨の様相で
晴れ間が続き
大きな川も
肋骨のような底が見え出した
だけど 予報では
そろそろ雨が降りそうだ
梅雨本番前の今朝
散歩で立ち寄った
大井出川沿いのベンチでは
下流の田畑を潤すための水が
カラコロ ポチャポチャと
初夏のせせらぎの音
南国肥後の地では
雨降りも様々な顔を見せる
可愛い雨
穏やかな雨
強めの雨
そして 滝のような雨
その時期 その時によって
いろんな降りかたがある
天の恵みの雨
慈雨の雨も
時には 豹変し
人に牙を剥く
私らが 阿蘇に住んでた
四十年程前は
2度も水害に見舞われ
激甚災害指定の時は
夜間に胸までの水を
掻き分けながら高台に避難した
その後 熊本市に戻り
二、三度 ひどい大雨があり
近くの川が増水し
洪水の恐れがあり
避難指示もあったりした
少し下流では
あの6.26 熊本大水害の跡地があり
水害の怖さを 刻み込んでいる
現在は
川のあちこちで
治水工事がおこなわれ
もう少しで 一応の目処が立つ
飲み水
野山や田畑の水
川や公園の水
流れ集まる海の水
工場や都会の水
遠く離れた宇宙での水
貴重な水は
この地球のあらゆるところで
動植物や人の役に立っている
PS 2017.6.18 日曜
ある時は 恵みの水
またある時は 非情の水
人にとっては 二つの顔を持つ水と 折り合いつけて 上手く付き合っていかなければならないのだ