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わらい・・・わらえない

2008年03月10日 | 川柳
    金子みすずさんというすばらしい天才詩人の作品です。(明治36年生まれ)

               わらい

            それはきれいな薔薇いろで、
          芥子(けし)つぶよりかちいさくて、
             こぼれて土に落ちたとき、
            ぱっと花火がはじけるように、
             おおきな花がひらくのよ。

          もしも泪(なみだ)がこぼれるように、
             こんな笑いがこぼれたら、
          どんなに、どんなに、きれいでしょう。

             わらえないY-UMI作

           あのね 聞いてよね
              それはね
            うちのお父さん

          わたしの人形 ストーブに
              もやしたの

            あのね 聞いてよね
              それはね
            わたしがわるいけど

             おかたづけしない
            わたしが わるいけど

             お父さんのほうが
              もっとわるい

             あのね ここだけの
               おはなしよ

               お父さんの
               おこりんぼう

            もう口きいてやらないんだ
               きめたんだ
               
*こども時代というのは、言葉による自己表現が上手にはできなかったように思います。
 だからこそ今、素直に「こどものことば」で表現できたらいいなあと思い創っていま  す。(潜在的に鮮明に残っている記憶の画像がよみがえります)
 
     こどものこころは「良心」であると言った人がおります。
 良心の欠けすぎた大人にうんざりしているのは、大人だって・こどもだって同じでしょ う。(もしよければ・金子みすずさんの詩の世界に癒されてください!)


   



 

コメント
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