金子みすず詩集より
い い 眼
山のむこうの鳩の眼を、
ねらって鉄砲が射てるよな、
いい眼が私にあったなら、
町のかあさんのそばにいて、
田舎の、林の、木の枝の、
小鳥の巣かけもみな見える。
沖の、小鳥の、片かげの、
岩のあわびもみなみえる。
空の、夕焼けの、雲のうえ、
天使のすがたもよくみえる。
そんないい眼があったなら、
いつも、母さんのそばにいて、
いろんなことをみようもの。
こどもの頃の「いい眼」好奇心は、宝物です。それをどの方向に導いていくのかサポートするのか、あるいは、じっと見届けていくのか。
むずかしいところです。
「子育ては一大事業である」・・と、おっしゃっていた方がおりました。
い い 眼
山のむこうの鳩の眼を、
ねらって鉄砲が射てるよな、
いい眼が私にあったなら、
町のかあさんのそばにいて、
田舎の、林の、木の枝の、
小鳥の巣かけもみな見える。
沖の、小鳥の、片かげの、
岩のあわびもみなみえる。
空の、夕焼けの、雲のうえ、
天使のすがたもよくみえる。
そんないい眼があったなら、
いつも、母さんのそばにいて、
いろんなことをみようもの。
こどもの頃の「いい眼」好奇心は、宝物です。それをどの方向に導いていくのかサポートするのか、あるいは、じっと見届けていくのか。
むずかしいところです。
「子育ては一大事業である」・・と、おっしゃっていた方がおりました。