韓国では、良く見かける風景であるが、この建物に書いてある看板は、
トクソシル、日本語に直せば、読書室である。
読書をする為に、ここに行くのではない。ここで、勉強をするのである。
日本なら、学校が終わると、直ぐに、塾へ行って勉強するのが当たり前で有ろう。
ここ、韓国では、受験戦争は、日本よりも、激しいにもかかわらず、塾へ行かせて貰える生徒
は、極く限られた存在である。
大半の生徒達は、学校が終わると、家に帰って勉強するのであるが、その、環境は、きわめ
て厳しい。
子供の為に、一部屋用意できる家庭は、そうざらには無い。
そういった家庭では、子供を、読書室に通わせるのが、一般的である。
読書室と言っても、部屋がある訳では無い。
一部屋に、机一つの狭い空間が囲われているだけである。
生徒達は、この囲われた空間で、邪魔されること無く、勉強に励むことが出来る。
自分の能力を頼りに、最低限の環境を与えられれば、ソウル大学への道を信じて、今日も
生徒達は、勉強に励んでいる。
オマケは、やはり、ちょっと、はなばなしく行きます。