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韓国文化の紹介。

韓国の散歩道 徳寿宮 Ⅰ(ビルの谷間の静寂)

2013-03-08 16:05:25 | 写真

韓国から帰って来ました。

再開します。

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徳寿宮、朝鮮王朝の、300年の数奇な歴史を見守って来た建物。

ソウルの中心部、市庁の前にある徳寿宮は、回りを高層ビルに囲まれながらも、静寂な空間

を保っている。

元々は、李氏朝鮮王朝成宗(9代王)の兄月山大君の邸宅であったが、文禄の役(秀吉の

朝鮮進攻)で、漢城(ソウル)の宮廷が消失した際、1593年宣祖が、ここを行宮(仮の宮廷)

とした。

次の、光海君の時、正式に慶運宮と宮号を附し、正式な宮廷として使用した。

その後、昌徳宮を再建して、宮廷を移したが、慶運宮は、離宮として、高宗の代まで(1907)

約300年の間使用された。

慶運宮が、徳寿宮に、何故変わったのかについては、後述する。

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↑昔御堂。

宣祖に変わって王位に着いた光海君は、自分を脅かす存在の兄弟たちを次々に粛清する。

宣祖の継妃、仁薭王后を廃して10年にわたって、昔御堂に幽閉した。

これに不満を持つ臣下が綾陽君を立てて、反正をおこし成功する。

綾陽君は、王后を救出して、大妃(王が不在の時の最高権力者)に位させた。

大妃は、光海君を、昔御堂の前に膝まづかせ、36の罪を問うた後、罰を与え、綾王君に、

玉璽を下した。

綾王君は、次の王、仁祖である。

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