韓国の夜は、楽しい。
思ったよりは暖かかったと言っても、やはり、ソウルの夜は寒かった。
厚着をして出かけた。
一日目は、泳登浦駅前の、マリオットホテルと言う立派なホテルであったが、仕事が一段落して
からは、ヨイドの、ビジネスホテルに宿を写した。
国会議事堂の前の、ビジネス街にある、幾分易いホテルである。
この手のホテルは、値段が安く設定されているので、ビジネスや、手なれた観光客によって
多く利用されているし、カップルの利用も多い。
今回は、会社持ちだった為、一泊いくらだったかは知らない。
mcnjが自己負担する場合は、もっと易い、旅館と書いてある所に泊まる。
若いころは、こう言う所に泊まると、ウキウキとしたものだが、この歳になると、どうと言う事は
無くなった。
センテとは、鮮太と書く。
太は、明太の事で、スケトウダラである。
博多あたりの明太子は、もともと、朝鮮から入った言葉である。
鮮太は、字の通り、生の明太である。
ミョンカは、看板にありる通り、名家、自慢の家と言う意味だ。
韓国では、格好を付けたがるので、名家、本家、宗家、博士、など、仰々しい名前をつける事
が多い。
センテは、生のスケトウで、名家と言うからには、センテ以外は使わない。
センテの他に、トンテ(凍太)、コンテ(乾太)がある。
冷凍ものと、乾燥ものだ。
日本にもヒダラと言うのがあるが、コンテは、棒ダラである。
昔の朝鮮では、子弟のしつけに、コンテで殴ったそうであるが、相当痛かったと思われる。
今こんな事をすれば、たちまち、パワハラで、御用となるであろう。
本題に戻って、料理の話にする。
チゲとは、鍋のことである。
早く言えば、鱈鍋である。
昔、同僚に、柘植と言う者がいた。
韓国へも、良く一緒に出張したが、なかなかの人気者であった。
韓国人は、タチツテトの発音が苦手である。
ツゲさんと呼べず、チゲさん、チゲさんと呼んで、大喜びしていたものだ。
味は、定番の、極彩色の合成ワサビである。