blog.mcnj

花、蝶、ペット、旅行など。
韓国文化の紹介。

アラスカ 10 アラスカ横断鉄道の旅

2010-09-07 23:40:00 | 写真

デナリからフェアバンクスまで、アラスカ横断鉄道の展望車で移動です。

デナリ駅。

A01

小さな駅ですが、特急列車の乗客のほとんどはここで乗り降りします。

アンカレッジから来た観光客の大半は、ここで降りてしまいました。

そして、ここからの乗客で、ふたたび、満席になりました。

列車が着く前に、時間待ちの為、駅前のデナリ博物館へ入って見ました。

A01_2

A02

A03

A04

博物館の花達。

A300

A301

A302

A300_3

A301_3

A302_3

やがて、列車の近付いて来る音が聞こえて来ました。

A02_2

皆、列車に関心があるようです。

A03_2

ジーゼル機関車の2連連結です。

A21

A20

A00

A04_2

A05

↓昨夜泊まったデナリ国立公園のホテル街。

A05_3

A06

A07

4時発車でしたが、我々から、すぐに、夕食となりました。

テーブルの花。

A08

A08_2

A07_2

A06_2

A09

アラスカ山脈を抜けると、また、タイガの樹林帯が延々と続きます。

山脈の北側は、乾いた気候で、雪も少なく、比較的温暖な気候とのことでしたが、夏は、

30度、冬は、マイナス50度にもなるそうです。

A09_2

A10

この白い木は、山火事で焼けた後です。

空気が乾燥している為に、頻繁に山火事が起こるのだそうです。

こんな景色の大平原の中を、列車は4時間も走り続けました。

アラスカの広さを実感しました。

A11

こんな、タイガ樹林以外に何も無い所に、何か有ると言われて、振り返りました。

遠くの方に、パラボラアンテナが見えました。

ロシア(昔はソ連)からの、弾道ミサイルを監視する施設とのことでした。

A12

↑アラスカ大学の施設。

トナカイの研究をしているとのことです。

A13

同じく、オーロラ観測施設。

A14

教室でしょうか。

A15

この大学には、50000人の学生が学んでおり、平均年齢は29歳だそうです。

大学院生も多いようです。

アメリカ中から、学生が集まるそうです。

↓フェアバンクス駅。

やっと到着です。

A16

朝の8時ではありません。

夜の8時です。まだ、日は高い所にあります。

ホテルへ向かいました。すぐ近くでした。

アラスカ石油パイプラインを見学しました。

A103

A100

アラスカの北極海側で油田が発見されましたが、1年の半分以上は凍結して、タンカーで運

び出す事が出来ないために、パイプラインを引くことになったそうです。

A104

大山脈越え、ツンドラ地帯の安全性、環境破壊問題、トナカイの大移動の障害など、大反対

運動の末、石油ショックの時のどさくさで、ようやく日の目を見たそうです。

トナカイの移動の邪魔にならない様に、地上から、1.5m上げることが義務付けれています。

加熱して高温の原油を通す為、地面のツンドラが融解してしまう恐れがあり、断熱材を巻い

たり、放熱板を付けたり、様々な工夫がされています。

A106

A105

↑加熱装置。

原油がこの邪魔板の様なスクリュータービンを通過するときに、摩擦熱で自分で、発熱

するそうです。

パイプの径は1.5mで日本製だそうです。

A110

A102

A101


アラスカ 9 デナリ国立公園

2010-09-06 12:15:46 | 写真

01

↑*資料画像。

いよいよ今回の最大のメインイベント、デナリ国立公園のワイルドツアーです。

デナリとは、原住民語で、「偉大なる」の意味だそうです。

デナリ国立公園は、アラスカ山脈を東西に、全部含む大きさで、その面積は、日本の四国と

ほぼ同じです。

A02

デナリ国立公園の旅は、まだ夜が明けない内に出発となりました。

早朝便と、午後便があります。

我々は、早朝便の、1番車に乗りこみました。

5:00の発車です。

アラスカ時間は、アメリカ西部時間にあわせているのでしょうか、夏だと言うのに、日が昇る

のが遅い感じです。その反対に、日が沈むのも遅く、夜の9時でも、日が沈みません。

車は、60人乗りの大型バス。

ドイツ人、アメリカ人と一緒でした。

バスは、真っ暗な中を、タイガ樹林帯(エゾ松)の中へと入っていきます。

舗装道路が切れた頃、検問所がありました。ここからは、一般の車は入ることができません。

A03

夜は白々と明けはじめました。

A04

A05

A01

搭乗人員を確認後、バスはさらに登っていきます。

A06

A02_2

A07

この辺までくると、エゾ松も小さくなって、これ以上大きくなる事はできません。

ツンドラ地帯です。

A08

A09

日が大分上がって、遠くの山が明るく輝いて来ました。

290

遠くの方に大きな山が見えて来ました。

マッキンリーです。

期待を抱かせる景色です。

A10

1万年前の氷河時代、氷河が削り取った大地。

くぼみの水は、当時からあるもの。

タイガは、全く消え去り、ツンドラになっています。

バスは、谷底のツンドラを見ながら、高度を上げて行きます。

A11

谷底から、200m上がった所、標高1100mを越えております。

ポリクローム・パス。

このツアーで、最も展望が良いところです。

A12

↓遠くの山々の景色。

A13_2

↓*資料画像。

11

↓*資料画像。

12

↑2つの画像は、繋がってパノラマになります。

A14

A15

A04_2

A05_2

バスは、もう少し登って、このツアーの最高地点、1213mに来ました。

峠です。普通は、ここで折り返しとなります。

この日は、天候が良く、マッキンリーが見える可能性があると言うことで、もう少し先に進む事

になりました。

A10_2

A09_2

↑イヌワシです。

A08_2

A100

↑熊の親子です。

遠くに何か見えます。

A104 

A105

ドール シープです。

A106

A107

A108

また、何かいます。

A109

A110

A113

カリブーでした。

A112_2

↑何かいると言われましたが、カメラを向けるのが大変です。

A114

マウンテンゴートです。

A115

標高が低くなって、また、草や苔が現れました。

A116

A117

A118

A16_2

A18

↑ツアー最後の、マッキンリーの見える峠に向かいます。

A19

峠に着きました。

A20

A21

A22

カリブーの角。重いですよ。

A11_3

最後の最後、ギリギリまで まで粘って撮ったマッキンリー。

頂上が雲に覆われて、どうしても晴れませんでした。

A201

A202

↓*資料画像。

13

この様に見えるはずだったのですが。

↓*資料画像。

01_2

この地点から、マッキンリーまでの距離は、60kmです。

横浜から富士山までの距離は、70kmです。

肉眼で見た山の大きさをバスと比較して下さい。

いかに、マッキンリーが大きな山で有るかが、おわかり戴けるかと思います。

ここで、後から来たバスに追われる様に引き返しました。

A119

A120

↑デナリ国立公園に咲いていた花。

A121_2

A123

A124

厳しいツンドラの世界に、生きている動物達、それぞれの行き方で、バランスを保ちな

がら、精一杯生きていることでしょう。

人間の手が加えられなければ、こんな、厳しい自然の中でも、動物達の、生命が保たれて行

ける環境が有るのですね。

考えさせられる旅でした。

蛇足ですが、残りの資料画像を添付しておきます。

07

10

14

15

16

17

02

04

05

06


アラスカ 8 マッキンリー遊覧飛行

2010-09-06 02:55:23 | 写真

夕食までの時間を利用して、オプション ツアーに出かけました。

マッキンリーへの往復2時間の遊覧飛行です。

アラスカ山脈の端の飛行場から飛び立ってマッキンリーまで行き、反対側から帰って来る、

アラスカ山脈一周のコースです。全コースの写真をあげて置きますので、お楽しみ下さい。

A00

デナリ エアー、マッキンリーとデナリ国立公園の飛行ですが、我々は、明日、デナリ国立公

園の観光がありますので、マッキンリーを、たっぷり、2時間楽しみます。

A01

パイロットの他、8人乗りの小さな飛行機です。

A02

短い滑走路で、すぐに飛び立ちました。

A03

A04_2

A06

A07

A08

A09

A10

A11

A12

A13

A14

A15

A16

A17

A18

A19

A20

A21

A22

A23

A24

A25

A27

A01_2

A02_3

大きなクレバス。

植村さんは、何処のクレバスの中で、お眠りなのでしょうか。

A28

A29

A30

A31

A32

A34

A35

A36

A37

A40

A41

A44

A45

A46

A47

A50_2

A49

下へ降りて来ました。

ツンドラに咲く苔や草花の紅葉です。

どの山がマッキインリーか、お分かりになりましたか?

余りに近付きすぎて、山の大きさが分りませんでしたね。

パイロットは、サービスで、何回も、マッキンリーに近付いてくれました。

真っ白な大きな山が、マッキンリーだとご理解下さい。


アラスカ 7 タルキートナからデナリ国立公園へ

2010-09-05 10:49:00 | 写真

朝食後、デナリ国立公園へ向かって出発です。

バスは、アラスカ山脈の向こう側へ向かって、山の中へ分け入ります。

X01

X10

X11

X02

X12_2

X13

X08

X03

X05

X06

X07

緩やかに高度をあげて来ました。

まわりの景色がすこしづつ変化しています。

広葉樹が無くなって、針葉樹が多くなってきました。

高い木が見えなくなって来ています。

アラスカの森林限界は、約800米です。

この辺の標高は、800米に近いと言うことになります。

向こうの山には木はありせん。麓から、草ですが、すぐに、岩山に変わってしまいます。

まだ、この辺には、雪は無いようです。

突然、バスが止まったと思ったら、降りなさいと言われました。

183_2

草原にブルーベリーが生っているので、採って来なさいとのことでした。

ここは、まだ、国立公園では無いそうです。

でも、こんな大自然の中に、踏みいらさせて貰って、いいものかどうか、心配でした。

X22

X23

X25

X24

赤い実はコケモモのようです。

口に入れてみると、ブルーベリーは甘く、コケモモは酸っぱく、いずれも、遠い昔の青春時代の、

懐かしい思い出を、よみがえらせてくれるような味がしました。

皆さん、頬張りながら夢中で採っておりました。

どんな思いで採っておられたのでしょうか。

X30

ここは、アラスカ山脈の峠になります。

ここから下りになります。

流れる川は、今までは、北西太平洋に向かって流れていましたが、これからは、ベーリング海

に向かって流れることになります。

X31

X33

X34

X36

ようやく、デナリ国立公園の入り口に着きました。

X41

X42

X43

X44_3

夕食の食堂です。

今晩は、チキンだった様ですが、印象に残らなかったのか、写真はありません。

ロッジの周りの花達。

X100

X101

X102

X100_2

X101_2

X102_2

まだ、夕食までに時間があったので、オプションツアーで、マッキンリーの遊覧飛行に出かけ

ます。

明日のお楽しみに。


アラスカ 6 タルキートナ、マッキンリー山への登山基地

2010-09-04 09:44:00 | 写真

氷河の海を満喫したら、次は、マッキンリー山目指してバスは走りだしました。

日本の様に、高速道路でのトイレ休憩と言う訳には行きません。

トイレの有りそうなところで、休憩です。

X01_2

X02

X03

X04

X05

↑アンカレッジ郊外から、遠くに見える山を越えて、マッキンリーのある、アラスカ山脈に向か

います。

5時間半の、ロングドライブになります。

途中、氷河の海のクルージングの疲れと、畑や林ばかりの、景色の為に、ほとんど寝ていま

した。

起こされたのは、タルキートナの宿泊ホテル、アラスカンロッジの前でした。

X10

タルキートナ・アラスカンロッジは、マッキンリーの登山基地です。

マッキンリーに登る人は、皆このロッジに泊まって、飛行機で、マッキンリーの中腹(2200米)

の氷河まで行き、そこから登り始めます。

X11

X14

こちらが、山側で、天気が良ければ、まっすぐ前に、マッキンリーが望めます。

着いた当日は、晴れてはいましたが、山は雲にかくされていました。

X13

わずかに、マッキンリーらしい山が見えます。

あしたの朝に期待することにしました。

X63

ロッジの花達。

X54

X55

X56

X57

X58

X59

X60

Xx50

X62

X61

B01

↑これは、白い花の、実だそうです。冬になる前に、何処かへ飛んでいくそうです。

これが、風に吹かれて飛んで行くと、1周間で、雪が降るそうです。

ガイドさんの説明では、もう、2週間もすれば、風に乗って飛び出すだろうとのことでした。

アラスカの冬は、もう、そこまで来ている様です。

翌朝は、良く晴れたいい天気になりました。

X20

↑アラスカ山脈の主峰、マッキンリー三山。

左から、約5000米、4000米、主峰マッキンリー6194米。

X22

X23

X24

X25

X26

X27

マッキンリーは、7,8月には、雲に隠れることが多くて、あまり、姿を見せないそうです。

この日は、快晴で、素晴らしい山容を見せてくれました。

部屋の窓から撮った写真です。↑

↓ロッジのロビーから。

X28

さて、朝食を済ませたら、また、バスに乗って移動です。

今日は、4時間をかけて、ここから見える、マッキンリーの後ろ側まで行きます。

アラスカ山脈を東から大回りに回りこんで、山越えして、反対側から、マッキンリーに近付きま

す。

そこには、アラスカ最大の国立公園、デナリ国立公園があります。

野生動物の宝庫と言われ、たくさんの動物を見るための、ワイルドツアーに参加します。

長くなりますので、続きは、また明日にします。