フォト&クラフト工房Gorou's (写真、カメラ、万年筆、腕時計、etc.)

写真、特に沖縄の・・・ カメラ、万年筆、腕時計など蒐集、修理復活などなど・・・写真と物の世界に嵌っています。

レイバンサングラス

2015-10-14 22:22:23 | メガネ・ルーペ

ボシュロム社のレイバンサングラス

 またまた脱線気味ですが、レイバンのサングラスのご紹介です。レイバンはアメリカのボシュロム社が1930年代に空軍の依頼を受けて作ったサングラスで、雲のほとんどない高高度での強い太陽光からパイロットの目を守るために開発されてものです。

 レイバンサングラスはとても気に入っていて、今現在5本手元にあります。(もっとあったのですが・・・)

 上はクラブマスター、イタリア製です。今はイタリアでも作られているようです。クラシックタイプで復刻版です。中二つは、小さいレンズのプラフレームタイプです。少し以前には、この小さなタイプが流行りました。下は、ウェイファーラーで、このタイプは昔から人気があり、そのデザインは、ほとんど変わっていません。

  最近のモデルです。グレーのレンズで黒のメタルフレームです。

 クラブマスターのレンズは昔からある定番の濃いグリーンに見えますが、実際かけると眩しさが消えて、ごく自然な色に見えます。秀逸なのは、ただ暗く見えるのではなく裸眼で見るより鮮明に、色もより鮮やかに見える事です。これは、アンバー系やグレーのレンズでも同じです。

 カメラレンズの透過光は、レンズが1枚増える毎に30%減光されると言われています。それは光がレンズ表面で乱反射し光量を落とすためです。また乱反射した光はフィルム面のコントラストを悪化させて、ぼんやりした寝ぼけた画像にしてしまいます。

 レイバンはレンズ面での光の乱反射を防ぎ可視光のみを透過させるため、目には鮮明な映像が写るのでしょう。

 写真は無いのですが、昼間の眩しい太陽光でレイバンのサングラスをかけて何気なく太陽を見た時、白い雲が薄く太陽にかかっていて、それが七色に見えました。
 太陽光の眩しさが緩和され、太陽にかかっている雲がはっきり見えるのです。青や緑、ピンクなど七色に輝いていました。これもボシュロム社のレンズが、秀逸なことの証明でしょう。
 この自然現象は彩雲いわれるもので、空気中の水滴で太陽光が屈折して七色に分解して虹のように見える現象です。比較的よく見られる現象のようですが、太陽の近くに出現しても太陽光が強烈で裸眼でそれを見ることができず、普段は気づきません。レイバンのサングラスをかければ、それが可能になるのです。(彩雲の画像は、ネット上に沢山アップされているので、検索して見てください。)

 取手の利根川で見えた、鮮やかな夕焼け。彩雲とは異なりますが夕焼けは、夕方、太陽光が空気中を、太陽高度が高い位置からよりは長い距離を通過してきて波長の長い可視光のみが、つまり赤い光が白い雲に反射して見える現象です。

レイバンのサングラスで見ると、より鮮やかに見ることが出来ます

 次回は、セルロイド製の万年筆を紹介します。やっと本来のテーマに戻れそうです。

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時計、カメラ修理と写真を見る時に必携のルーペ

2015-10-12 16:08:26 | メガネ・ルーペ

カメラや時計修理の時に使っているルーペ

 

 

 時計を修理するときに使っているルーペです。顔に直接付けるので作業の時、両手が使えます。

 左は、ワイヤーのヘッドセットタイプのルーペです。LEDライトが付いています。スタンドライトの影になった箇所を照らします。

 右は、顔に直接付けるタイプです。上まぶたと下まぶたで挟んで使います。なかなか上手く着けられません。

 

 

 

 メガネにクリップでとめて使います。倍率の異なるもの3個あります。

 

 

 

 

 

 

 こんな感じで、メガネに取り付けます。私は、右が効き目なので右に付けています。

 

 

 

 

 

主にカメラの修理で、手に持って構造を確認するときに使っているルーペです。

 

 10×と20×の2つです。これは、宝石の鑑定のときなどに使われているものです。

 

 

 

 

 

 

 左は、手元を照らすために使っている小さなスタンドタイプのLEDライトです。

 右は、スケールが付いている四角い枠付のルーペです。これは、写真やフィルムの状態を確認するために使っています。

 

 

 

インパーター付の蛍光灯ライトボックスとルーペ

 

 

 このルーペは目から少し離して、ブローニーフィルムの画像全体を確認できます。

 写真は、沖縄水納島(みんなじま)のサンゴ砂の浜です。丸~るい窓からサンゴ砂の浜を、覗いているようです。

 

 

 

 目を近づけて見るタイプです。ピント調節リングも付いています。

 このルーペを使ってリバーサルフィルムの画像を視野いっぱいに見ていると、その写真に取り込まれてしまいそうです。

 

 

 35mmのフィルムを見るためのルーペです。ピントが合う面の位置にフィルムを通して、ライトボックスの上で使います。

 

 

 

 

 ルーペを使ってリバーサルフィルムをライトボックスで見ていると、その時の景色が鮮明に再現されていて、まるでその場にいるように感じられます。透過光の画像はとても自然で、それを見ることは写真を撮る大きな楽しみの一つです。

 

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リキュールグラスとスキットル

2015-10-08 22:23:30 | グラス

リキュール、主にウィスキー用のスキットル 

 

 ステンレス製のスキットルです。体の形に合わせて、湾曲しています。沖縄の抱瓶(だちびん、以前にご紹介)も泡盛を入れてコルクで蓋をして、麻ひもで体にぶら下げられるよう、湾曲しています。

 

 

 

 ガラス製のスキットル(左)と平べったいカティーサークの形が浮き出ている瓶です。

 スキットルには、アルミの被せフタが付いています。結構古い物のようです。

 カティーサークの瓶は、新しい物でしょう。スキットルとは言えないかも知れないけれど、ウィスキーを詰めて、ポケットに入れて持ち歩く・・・のに良いかも。

 

 

 プラスチック製のスキットル、革のカバーが付いていて、かなり大ぶりです。

  生態学者の今西錦司博士が、登山で山頂に着くとプラスチック製のスキットルを取り出して、詰めてあるウィスキーを飲んでいたそうです。ひょっとしてこれと、同じ物かも。

 

 

ステンレス製のカップ

アウトドア―で、氷でも入れてウィスキーのロックにちょうど良さそうです。

 

ウィスキーを飲むのに使っているグラスです 

  グラスは琉球ガラス(以前に紹介しました。)のほか、ウィスキーグラス、ワイングラス、リキュールグラスなどが、いつの間にか集まって来てます。

 

 ウィスキーを飲むのに使っているリキュールグラスとワイングラスです。チューリップ型のワイングラス(ちょっと古い物?)にウィスキーを注いで、氷を一つ浮かべて飲んでます。香りが立ち上がってきます。

 後ろは、ロイヤル・サルート21年、バランタイン12年、グレンフィディック12年、サントリー響17年、中身はすべて飲み干してしまって空!

 

 ちょっと見にくいですが、中央の光点の右に大きな気泡が入ってます。高級なブランド物ではありませんが、かえって味わいがあります。ほとんどストレートのウィスキーに、ほんの少しビッテルなどの硬水を注いで飲みます。

 ウォーターフォール(イギリス、ウェッジウッド)のワイングラス。白ワインが合います。

 開口健はウォーターフォールのワイングラスを使っていました。キレイなカットとデザインです。沖縄壺屋焼の小鉢にヒジキと大豆、カブの酢漬けで、ドライ白ワインです。

 グラス、古い物などまだまだあります。次の機会に、紹介します。

 

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腕時計手巻きスモールセコンドの修理

2015-10-03 11:18:08 | 腕時計

 最近は、ほとんどカメラの修理はしていません。

スモールセコンドの腕時計(2本)の修理報告です。

 

 最近手に入れた、手巻き腕時計の修理です。セイコーの八角形スモールセコンドとSWISS MADE のジャンクで、2本とも動きません。

 

 セイコーのスモールセコンド、文字盤はかなり汚れていますが古いものなのでそれなりに味のある良い雰囲気です。

 裏蓋を開けてみて状態を見る。ゼンマイは巻き切っていて、テンプをピンセットで触れる動くのですが、すぐ止まってしまいます。テンプがグラグラしています。

 テンプを押さえている受け板を止めているネジが折れていました。多分、落下させて折れてしまったのでしょう。ネジの折れた先を抜くのに苦労しました。さて修理は、同じ大きさのネジを他の完全ジャンクの腕時計から、部品取りしてテンプをセットする方針です。テンプの動きはスムースで、ひげゼンマイにダメージは無いようです。部品、歯車等にも錆びは出ていないので多分、テンプさえしっかりセットできればそれで動くでしょう。

 

 SWISS MADE の古いスモールセコンドです。針もクラシックなデザインで、スモールセコンドの針の位置にもメモリが描かれています。オーソドックスなデザインで、気に入っています。

 ブロアーで吹くとテンプは動きだすのですが、すぐに止まってしまいます。リュウズを巻くと、抵抗がありません。ゼンマイが切れているようです。香箱(ゼンマイが入っている)を取り出すには、テンプ、歯車等を外さなければなりません。香箱のゼンマイに直結している歯車を外そうと・・・、固くてマイナスネジが回りません。ちょっと油を差して・・・、「アッ」折れてネジの頭が取れてしまった・・・やる気、失せた

 これも、ネジを修復することは不可能なので、ジャンクから部品取りですね。現在、部品のネジ捜索中です。地板に残っているネジの先を取り出すのに、苦労しそうです。

 そんな状況で、現在修理中の腕時計は5本となりました。いや、まだ他にも修理中あったな・・・。

 

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 追伸報告

 やる気をふりしぼって、香箱を止めている折れたネジ先を外しにかかりましたが、上手くいきません。香箱を取り出すことにしました。リュウズと輪列の受け板を外してしまいましたが、その必要はなかった。香箱の受け板だけ外せば、香箱が取り出せます。

 香箱を取り出して蓋を開けると、やはりゼンマイが折れていました。巻き過ぎで折れたのか、落としたりしたショックで折れたのか・・・。古い時計のゼンマイ折れは、結構発生するようです。

 さて、修理方針は・・・ 時計屋さんなどではゼンマイのストックがあって、取り換えるのでしょうけれど、素人にはそんな部品の持ち合わせはありません。持っているジャンクの中で探して香箱ごと交換してしまうか。同じ大きさのものが見つかるかどうか。

 私は、骨董と言っても価値のあるものではなくて、昔から使われている古い物に興味があって、毎回「平和島骨董まつり」(東京都大田区平和島流通センターで年5回開催)に出かけています。そこで中古時計の店「古時計Ⅲ」を出している、”あきやまさん”とおっしゃる方に知己を得て、時計の修理についていろいろご教示いただいております。あきやまさんに、私は勝手に師匠と思ってますが、相談してみることにします。

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万年筆とペンスタンド

2015-10-01 17:40:16 | 万年筆

万年筆と木製のDIYペンスタンド

 お気に入りの万年筆、シャープペンシル、ボールペンとそのペンスタンドです。

 

6本立ての万年筆ペンスタンドとパーカーソネット、ペリカンスーベレーンM400

 パーカーソネットは、イギリス Made です。パーカーは、昔はアメリカのメーカーでしたが、現在はイギリスで製造されています。ペリカンはクラシックな緑縞の、かなり古いタイプのものです。とても気に入っています。インクは、同じくペリカンのロイヤル・ブルーを入れて使っています。

 ペンスタンドは、木製の6本立て。ホームセンターで材料と水性スプレーの塗料を買って来て作りました。6本立てでは、ちょっと本数が多過ぎたかも、5本立ての方が上品だったかもしれません。

 後ろに、「Nikka Black Rich Blend」とリカーショップで買った縦長の厚いガラスのロックグラスが写ってました。リカーショップのグラスは、結構イイものがあります。このグラスも、とても気に入っています。ニッカのリッチブレンドは、シェリー酒を作るときに使った樽で熟成させています。とても香りがイイです。ついつい飲み過ぎてしまいます。(余談ですが)

 

  いちばん上は、蒔絵の鶴の模様が描かれているモンブランタイプのボールペンです。書き味、とてもなめらか日本製です。

  有名ブランドの、モンブラン。上が585、中がポエムです。585は、ペン先は小さいけれど書き味は、超なめらか! インクは同じくモンブランの「ミッドナイトブルー」を使っています。現在、製造されていません。ポエムはショートタイプで、書くときキャップは胴軸にネジ込式にセットします。現行品です。

 モンブランの万年筆は、その名に恥じぬ、素晴らしい品質です。

 下は、1.18mmのシャープペンシルです。「WAHL EVERSHARP SILVER FILLED MADE IN U.S.A」とあります。ボディーはスターリングシルバーで、重いです。太い芯のシャープペンシルは、私のお気に入りの筆記具です。ただし1.18mmの芯は、今は作られていません。製造されている1.2mmの芯を、細くして使うか・・・

 カヴェコのボールペンと万年筆のセットです。ショートタイプで外出時にメモするときなど便利です。

 カヴェコは、1800年代後半にドイツで創業された筆記具のメーカーです。その後1970年に廃業されましたが最近復刻されて、これはその復刻盤です。

 

 

 厚い革のケースが一緒に販売されています。ショートタイプの万年筆とボールペンを入れる専用のケースです。小さくてシンプルで、なかなか良い物です。

 ポーチにRHODIAのメモ帳と一緒に入れて、使っています。

 万年筆には、いろいろな色のインクを入れて使っているのですが、数が多くてとても使いきれません。万年筆に入れているインクが乾いてしまうので、メンテナンスが大変です。

 これでブログタイトルにある、写真、カメラ、万年筆、腕時計は一応紹介できました。でもアップしたものは、ほんの一部で他にまだまだあります。順次出していきたいと思います。

 

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