オメガ・デビル(クォーツ)直りました。
以前(4か月前)にアップした電池を入れ替えても動かなかったオメガ・デビル、動きました。
ICプレートのプリント配線をクリーニングしたけれど動かなくて、結局電池のサイズ(厚さ)が合わずに、接触不良だったようです。液漏れもあったので、漏電もしていたのかもしれません。
はじめSR621SWをセットしたのですが、厚みがあり過ぎて接触不良を起こしていたようです。
SR616SWに替えたら動き出しました。
受板も外して歯車の具合を確認しました。中央のピンク色の石が歯車の軸受けです。
縦に3個並んでいる一番下が、ステップモーターのマグネットの歯車です。これは磁石なので、周りにくっついてしまって、受板にはめ込むのが難しかったです。
動き出したのですが、暫くすると止まってしまいました。時針と分針が上手くセットできていなかったようで、針の穴が緩んでしまったようです。針の取付はかなり微妙です。
時針の取り付けは上手く行っているようなのですが、分針がグラグラしています。これをクリヤーボンド(ソフト)で接着することにしました。ほんのわずかな量を、つまようじの先に着けて、分針の軸の中心に塗りました。
針の取り付けは、簡単なようでかなり微妙な作業です。上手くセットできないと、長針と短針が重なった時などに止まってしまいます。
左の写真、左がバネ棒外し右が針抜き器です。バネ棒外しは先が二股になっていて、これとピンセットを使って針を外してもいいのですが。
じつは針を抜く時、針外しを使った際文字盤を傷つけてしまって塗装が剥がれ、プレートのメタルがむき出しになってしまいました。それで細い筆を使って、黄色と黄橙を混ぜてスポットしました。ウィンザー&ニュートンの水彩絵の具です。けっこう目立たなくなりました。
油性の金色をベースに色を出して塗るべきなのでしょうが、非常~にいい加減です。オメガ・デビルがかわいそうです。
ベルトはありませんでしたが、オメガのビジョー付いてきました。ベルトは黒いトカゲ革なんかが合いそうです。右の写真は、セイコースピリットとフェンディーのクォーツです。このベルトを流用しますか。
自室は、修理中の時計が5本あって、とても作業ができる状態ではありません。それで、居間のテーブルの上にこんな作業台を置いて修理してます。
クォーツは、回路の状態を確認するため、テスターは必需品です。
深紅のランの花や、絵唐津の徳利などが散乱しています。家人に嫌がられています。まあ、こんな状態では当然なのですけれど。
地元のホームセンターで黒のトカゲ革のベルト、見つけました。本体ケースのラグ幅は18mm、バックル側は14mmです。
とても良い、オメガらしいデザインになりました。
デビル・レディースとお揃いです。
オメガのバックルも渋くて、なかなか良いです。
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