フォト&クラフト工房Gorou's (写真、カメラ、万年筆、腕時計、etc.)

写真、特に沖縄の・・・ カメラ、万年筆、腕時計など蒐集、修理復活などなど・・・写真と物の世界に嵌っています。

砥部焼の銀継

2018-11-05 10:00:00 | 雑貨etc.

割れてしまった砥部焼の銀継

 半磁器の砥部焼が真っ二つわれてしまって、白磁と藍色の絵付には銀色が合うので、銀継をしてみました。

銀継の漆と銀粉のセットで、補修しました。

 

 以前補修した壺屋焼きの金継と比べると、やはり白磁には銀継が合いますね。砥部焼の器はキレイに割れているので銀粉の漆の量は、ほとんど使いません。

 縁の部分は漆が盛り上がってデコボコなので、乾いてから耐水ペーパーで磨きます。完全に乾くまで5日ほどかかります。

 きれいに割れたので、貼り付け箇所にはほとんど隙間がありません。なので割れた器の断面に漆を塗って合わせると、漆があふれ出てきます。でも、これはこのまま乾燥させます。乾くと漆は凝縮しますので。

 そういえば銀継って、あまり見かけませんね。古い器などの継で、私は金継しか見たことはありません。そもそも白磁の肌には、継いだ銀が目立ち過ぎて景色にならないからかもしれません。白磁には、きれいな赤絵や藍色の呉須の絵付けがされますので、それを汚すような金継、銀継はしないのでしょう。さらに銀は、時間がたつと黒く変色してしまうので。
 また、磁器は陶器、土物に比べと薄いので、継ぐのは難しいのかもしれません。そのてん砥部焼は厚いので、上手く継げたのだと思います。(「なるほど、そういうことだったんだ・・・」と自分で納得。)

 

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クロスセンチュリー・シャープペンシル

2018-11-03 10:40:05 | 筆記具文房具

クロスのセンチュリー、シャープペンシル2種

 前回アップしたクロスの金張りセンチュリーシャープペンシルと同じクロスのスターリングシルバーです。

 金張りのシャープペンシルは芯が0.9mmで、以前にも紹介したスターリングシルバーのシャープペンシルは0.5mmでした。金張りの0.9mmは古いタイプ、0.5mmのスターリングシルバ―は新しいタイプですね。
 だいぶ以前から折れにくい芯が作られるようになって0.5mm、もっと細くて0.3mmの芯のシャープペンシルも出ていますが、昔(50年以上前!)私が子供のころに使っていたシャープペンシルは、0.9mmの芯しかありませんでした。
 私は0.9mmのシャープペンシルが好きです。Bの0.9mm芯を使うと尖った感じではなく、ゆったりした気分で書くことが出来ます。文字だけでなく、ちょっとしたスケッチを描くにもとてもイイ感じの使い心地です。

 

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クロスセンチュリータイプ、万年筆

2018-11-01 21:55:08 | 万年筆

クロスのセンチュリータイプ(細身)金張り万年筆

 クロスの金張り万年筆です。地元の”WONDER REX"で見つけました。時々覗いていると、掘り出し物がみつかります。

 クラシックなボールペンのセンチュリーと同じ細身のデザインです、以前から捜していました。

元々ピカピカだったのですが、さらに金磨きのクロスで磨きました。

 左の3本が金張りのボールペンとシャープペンシルです。万年筆はやや太めですが、キャップのデザインは同じです。長さも一緒ですね。センチュリータイプのボールペンはお気に入りで、以前から持っています。

 

左は以前から持っていた、海老茶色の漆塗り風万年筆です。長くてやや太めです。

 キャップのデザインは同じです。ペン先は、クラシックタイプです。他のメーカーの万年筆と比べると、やはりスリムなデザインですね。
 クロスといえば、スリムなセンチュリーボールペンですが、同じデザインの万年筆もいいですね。特に右の軸が細い方は長時間書き続けるのは不向きですが、持ち歩いてちょっとメモなどするには大変具合が良いです。
 ちなみに以前にも書きましたが、ヘミングウェイはメモや手紙は万年筆で、小説の原稿は消しゴム付きの鉛筆で書いてタイプライター(コロナ)で清書し、編集社に送っていたそうです。原稿は何度も校正して仕上げていたようで、書き直しが多いので鉛筆で書いていたようです。あのシンプルな状況描写、文章表現は、シンプルだからこそ何度も書き直して作られていたのですね。
 なぜメモは万年筆で?と思いますが、軽い筆圧ではっきり書けるからでしょう。走り書きでもメモなので自分が判れば良い訳だし、間違えたら素早く線を引いて消せばよいだけなので。

 

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