函館発「団塊オヤジの独り言」

団塊世代の心意気をブログから情報発信。
遊び心を入れて日々思うこと、感じることを徒然なるままに・・・・。

大震災の復興に群がる談合屋

2015年10月09日 04時51分48秒 | 不正
東日本大震災で被災した農業施設の復旧。
それを巡って、談合疑惑が浮上した。

東北の自治体や農業協同組合(JA)が発注の・・・。
農作物栽培用の施設整備の入札。
それを舞台にした談合疑惑が明るみに出た。

この農業施設の設備には、復興交付金が充てられている。
国は2011年度以降、復興交付金約420億円を支出し農業施設整備を支援。
それをいいことに、震災後に発注したイチゴや野菜栽培用の鉄骨ハウスやパイプハウス。
はたまた、暖房装置等々の一般競争入札でメーカー7社が談合。

事前に話し合って落札業者を決めていたらしい。
公正取引委員会は、独占禁止法違反でに立入検査を開始したというが・・・。
被災者の感情を逆なでするようなこの談合疑惑。

風吹けば桶屋が儲かる・・・。
そんな戯言では済まされまい・・・。
復興交付金・・・これも税金。

それに群がるバカどもが演じる談合劇が情けない。
政治劇場の真似をしなくてもいいものを・・・。
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地検特捜部の出番です

2014年02月25日 05時56分05秒 | 不正
相変わらず「偽」のはびこる医薬の世界。
業を煮やした東京地検特捜部は、大手製薬会社を強制捜査。
裁判所から捜索差押許可状を得て、京都府立医大等を捜索した。

高血圧治療薬の臨床研究データを改ざん。
その改ざんデータに基づく論文を宣伝に利用した疑いが持たれ・・・。
ガサ入れの戒名は、薬事法の誇大広告違反容疑。

医科大学の臨床試験結果の論文、それに基づき・・・。
脳卒中や狭心症を防ぐ効果が他の薬より優れている等など。
誇大に宣伝した疑いが持たれているらしい・・・。

医薬会社元社員の研究への関与と数値の食い違いが判明。
データ操作の可能性を指摘したが・・・。
同社は、「証拠はない」と疑惑を否定。
結果、今年1月に厚生労働省が同地検に刑事告発。

おまけにこの製薬会社は、大学に巨額の寄付をしていた。
臨床研究を始めた02年以降、5大学で計11億円余り。
そんな大金を奨学寄付金名下に提供していたそうな。

最多は、京都府立医大への3億8千万円チョイ・・・。
東京慈恵会医大へは、1億8千万円チョイだった。
それにしても、水面下で凄いお金が動くものである・・・。

さてさて、久しぶりに地検特捜部の出番である。
巨悪の不正?という宝の山にぶち当たったが・・・。
宝を、見事に掘り当てることができるのか。

立証するには、ハードルが相当に高いらしいが・・・。
証拠品の偽装は、ご法度!ご法度でっせ!
まずは、ハナの地検特捜部の活躍を拝見することにしよう。
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今度は、「書の偽装」が登場

2013年11月03日 04時29分35秒 | 不正
政治の偽装、食材の偽装と偽・ぎ・ギのオンパレード。
そんな中で、日展の「書の偽装」まで登場する始末。
そして皮肉にも11月1日には、第45回日展が開幕。

例年は、106年の歴史を持ち、毎年16万人超が来場する美術展。
その会場の国立新美術館では、晴れの受賞者らで賑わう・・・。
それが、直前で発覚した書の審査不正。

と言うことで今年は、こんな形でのオープニング。
洋画や日本画等全5科で最高賞の選考が中止。
だから最高賞の発表もなく、テープカットも中止。
おまけに文化庁の後援は、取消しとなり文化庁幹部は欠席。

なんとも寂しい幕開けになったらしい・・・。
公益社団法人「日展」の理事長が、一人で報道陣対応。
出品者や鑑賞者の方に心配をかけて申し訳ない・・・と陳謝。

いつもは、前日に陳列される評議員の作品の数々。
それを選考委員が見て回り、大臣賞を選ぶのが通例だったとか。
そして、ブースの入り口に最も近い作品が大臣賞の指定席。
おまけに、陳列する段階で大臣賞は既に決定。

早い話が、選考はパフォーマンスだったらしい・・・。
八百長と言おうか、偽装と言おうか・・・。
右を見ても左を見ても、まやかしの景色で盛況。

これが美しい国の姿とは・・・トホホなことである。
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福祉を食い物にする公務員

2013年10月23日 05時23分58秒 | 不正
凄いことをする公務員もいるもんだ・・・。

大阪府河内長野市の職員による不正が発覚した。
逮捕の戒名は、業務上横領容疑・・・。
なんと、生活保護費を横領していたとする事件である。

大阪府警捜査2課などが捜査・・・。
同市の都市建設部主査(43歳)の快挙???
実に、総額約2億6,600万円を横領した疑いという。

警察の調べによると、「株などに使った」と容疑を認める。
おまけに、自宅から現金数千万円を押収・・・。
ビックリするねぇ~、二重に驚くねぇ~。

逮捕容疑は、生活福祉課に在籍していた2010年5~11月。
生活保護費約4百ウン十万円を横領した疑い・・・。

同容疑者は、09年1月~11年3月までのお仕事は・・・。
支給状況を記録する電算システムの管理と経理事務を担当。
その間の着服は、1,326回に及んでいた。
立場を利用すれば、こんなことができるのか・・・。

しかし、上司のチェックは一切なかったという。
不正を働く公務員、それをチェックできない・しない上司。
税金という感覚が欠如した公務員が多過ぎるなぁ~。 

市役所には、なんのために出勤していたのだろうか?
そんな輩にも、税金から給料を払うという馬鹿らしさ。
ヤレヤレと言おうか、おやおやと言おうか・・・。

こういうのを、福祉を食いものにすると言うんだっけ?・・・。
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海保よ、お前もか!

2013年09月29日 06時49分10秒 | 不正
数年前は警察による裏金不正が、大きな社会の耳目を集めたが・・・。
今度は、海の警察である海保の不正が発覚した。

海上保安庁と10の管区海上保安本部。
それが、巡視船の整備費用を巡り不正敢行。
私に言わせれば、これも組織ぐるみの犯罪であろう・・・。

架空契約を結ぶ等の手口で、6年間に約千件。
総額約14億円の不適正な会計処理をしていたらしい。
会計検査院の活躍で発覚たが、こんなものは氷山の一角じゃない?

事務用品費の購入不正やカラ出張はないのか。
企業を巻き込んだ「預け」はないのか。
捜査情報の提供謝礼という不正はないのか・・・疑惑は膨らむ・・・。

検査院は、組織内に巡視船艇の運航スケジュールを優先し・・・。
面倒な内部の会計手続きを守らない慣習があった。
法律や政令などに違反した事案に該当の不当事項とする方針。
そんな不正の背景を指摘するが、甘過ぎやしまいか。

一方の当事者である海保は「コメントできない」と逃げ回る。
逃げる、隠す、嘘をつくは、不正がばれた組織の常套手段。
どこも似たり寄ったりの景色に見えて仕方がない・・・。

それにしても裁判所・検察庁・警察の裏金御三家。
彼らの不正は、犯罪としてはお咎めがなし!
そんな不正組織を取り締まる機関がないのも悔しい。

不正が堂々とまかり通り組織風土は、立派!
こんなシニカルな言葉しか見当たらない団塊オヤジ。
海保よ、お前もか!・・・である。
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除染手当に群がるシロアリ

2012年11月08日 04時27分39秒 | 不正
ひどい話じゃないか!

政府が主導する福島第一原発周辺の除染問題。
その除染に関して、現場の作業員に税金から支払われる「特殊勤務手当」。
この手当が、本人に支給されていない事例が相次いでいるノダとか。

この手当支給の仕組みは、ざっとこんな塩梅のようだ。
環境省は除染事業を発注する際、被曝の危険性や精神的不安。
それに対して、特殊勤務手当を作業員に支払うようゼネコンと契約。

国が直轄で行う除染で発注先は、ゼネコン11社等・・・。
除染は福島県下の11市町村で、今年1月から公共施設等を優先的に始める。
そしてその手当は、現場の線量によって3,300円、5千円、6,600円、1万円。

4形態に分けて、作業員へ支払うよう契約で定めているようだ。
ところが、作業員や下請け業者らから苦情が続出・・・。
「受け取っていない」「ピンハネされている」という訴えが環境省に届く。

実際には支給されず、ピンハネされている疑いが濃厚・・・。
慌てた環境省は、ゼネコンなど元請けに対して対策を示す始末。
支給実績を確認できる書類提出の徹底を求める通知を発出。

やることなすことが、甘っちょろい省庁は、恒例の言い訳。
「再度周知し指導を徹底する」・・・何とも呑気なコメントである。
そんな指導に海千山千のゼネコンが、素直に応じるとは思えない。

書類の改ざんやねつ造は、いくらでもできるのでないか?
ここにも税金に群がるシロアリの狡猾な姿が、垣間見える・・・。
現場の作業員は、百円ライターではあるまいに・・・あ~ぁ。

環境省も真面目にやって欲しいなぁ~・・・。
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税金の無駄遣いと裏金文化

2012年11月05日 04時37分44秒 | 不正
会計検査院が、頑張ったお仕事をご披露・・・。

2011年度決算検査報告書を野ダメ君に提出した・・・。
それによれば、国の事業の無駄や不適切な支出等など。
その総額は、5,296億742万円・・・前年度比で1,012億円増。

内容的には、独立行政法人の保有資産等の指摘が全体額を押し上げ。
無駄の最高額は、独立行政法人「都市再生機構」。
ニュータウン事業で、約7年以上にわたって売れ残っている土地。
これらの資産額等が936億円・・・凄いなぁ~。

省庁別では、総務省所管の独立行政法人・・・。
「郵便貯金・簡易生命保険管理機構」が、剰余金607億円。
それを国庫に返納するよう要請されたが、総務省全体では総額743億円。

そんな最中に、カラ出張で裏金マネービルが発覚。
文部科学省所管の法人による悪さが、またまたバレた・・・。
復興予算を充てた事業を巡り、事業を受託した公益社団法人である。

東京都専修学校各種学校協会なるところが、約11万円の旅費を架空請求。
事業名は、「東日本大震災からの復旧・復興を担う専門人材育成支援事業」。
昨年度3次補正予算で5億円、今年度予算で4億5千万円が計上された。
そして同協会では、スマートフォン等を使った遠隔教育プログラムの開発。

そんな協会が、今年2~3月に福島県郡山市等で開かれた6回の会合だが・・・。
少なくとも延べ8人分の旅費、約11万3千円が嘘である。
同協会は、カラ出張分の旅費を返還して、引き続き経緯を調べるノダとか。

苦しんでいる被災者を尻目に、何と長閑な景色であることか。
おまけに、野ダメ君の「シロアリ退治」は掛け声ばかり・・・。
これだもの、シロアリがのさばって増殖する訳だ・・・フムフム。

税金の無駄遣いや裏金マネービルを止めない官公庁・・・。
実に腹立たしい限りだが、彼らは裏金文化を死守して放しはしまい。
かくして裏金不正のDNAは、永遠に不滅なのである・・・。
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損失隠し企業の辿る道

2011年11月16日 04時41分07秒 | 不正
医療で使う内視鏡は、世界の7割のシェアを持つというオリンパス。
同社は、1919年に高千穂製作所として発足・・・。
そして今や連結従業員数は、3万9千人を超える大企業に成長。

カメラだけでなく、医学の発展にも貢献してきた優良企業だったと言われる。
そんな企業が、あれよあれよという間に、信頼は地に落ちてイメージ悪化。

ギャンブルに励んだ企業が、いとも簡単に傾く現実には驚く。
株価は暴落の一途を辿り、東京証券取引所の上場廃止も話題に・・・。
経営に響くのは必至、すでに国内外企業に買収される懸念も取り沙汰。

しかし社長は、損失隠しを謝罪する一方で、こんな強がりのコメント。
株価は下がったが、世の中に提供できる価値は変わっていない・・・。
オリンパス製品が、社会に貢献する度合を強調したかったらしい。

ところで問題の損失隠しは、90年代頃からのことで、かれこれ約20年も。
そしてこの損失隠しは、上場廃止基準に抵触する可能性もあるらしい。
過去には、カネボウや西武鉄道が抵触し、上場廃止となったという。

その基準抵触の有無を審査するため、同社の株は監理銘柄に指定。
市場では、上場廃止のリスクは高い、との見方が広がる。
社会的信用が、瞬く間になくなる現実は厳しい・・・。

時価総額は、過去3カ月ではピークだった6,733億円から・・・。
3分の1の1,1991億円まで急落、気の毒過ぎて言葉もない・・・。
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北海道新聞記者を刑事告発

2011年05月29日 05時43分28秒 | 不正
どうしてもこのことを書いておきたい・・・ということで本日は、2題目の投稿。
道警の元総務部長という最高幹部が、北海道新聞記者を告発した。

取材をしないで、虚偽のことを書かれて名誉を毀損されたとする。
民事裁判は、道新取材班の著作「追及・北海道警『裏金』疑惑」(講談社文庫)と同班らの共著「警察幹部を逮捕せよ!泥沼の裏金作り」(旬報社)に遡る。

裁判の経緯は、「市民の目フォーラム北海道」のホームページでも詳しく紹介してきた。
同ホームページの警察関連訴訟コーナーでは、「道警vs道新訴訟」として掲載中。

要は、書籍を書いた道新記者2人と北海道新聞社。
そして本を出版した旬報社、講談社への損害賠償請求事件である。
一審、二審ともに原告が勝訴したが、現在、双方が最高裁に上告中である。

そんな最中に原告が、新たに道新記者1人を偽証罪で札幌地検特別刑事部に告発した。
内容は、民事訴訟の証人尋問で虚偽の答弁をしたと訴えたのである。
しかし、道警裏金の実態を知悉している自分としては、この告発に違和感を覚える。

原告は裁判で、「自分は警察官時代に裏金を懐にしたことはない」と証言したはずだ。
その証言は、私に言わせれば真っ赤な嘘だ。
警察の最高幹部として、裏金の美味しさを思う存分に味わったはずだ。
それなのに、裏金に手を染めたことはないだって・・・。

そんな自分の嘘を棚に上げて、道新記者を刑事告発する・・・。
私には、その心情がとても理解できない。
咄嗟に、「目くそ鼻くそを笑う」という言葉を思い出した。

人生いろいろ、嘘もいろいろ・・・しかし人間、正直に生きたい・・・。
嘘で塗り固められた人生に、どれだけの生き甲斐があるというのだろうか。
輝きもない、味気もない人生・・・私の性格にはとても合わない・・・。
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ハイテク化するカンニング

2011年02月28日 04時54分06秒 | 不正
京都大で25、26日に実施された数学と英語の入試問題。
これが、試験時間中にインターネットの質問掲示板に投稿された。
いずれも試験開始7分後から始まり、それに対して第三者が回答。

数学は文系の問題すべてが、英語は問題の一部が流れた。
大学側は、問題漏えいの可能性があるとみて調査を開始。
他の大学入試問題でも、同じ投稿者名での投稿と回答があった。

入試会場では、携帯電話の電源を切り鞄にしまうよう指示。
受験生の途中退席は認めず、トイレにも同行する厳しさ。
報道機関への問題提供も試験終了後だという。

それなのに、こうしたことが起こる現実にびっくり・・・。
カンニングもハイテク化、進化したと笑っては済まされまい。
文部科学省は、入試制度の根幹を揺るがす事態と青ざめる・・・。

受験者が入試問題をカメラ付き携帯電話で撮影?
それを外の第三者にメールなどで送り、第三者が投稿した?
それとも入試問題は、予め漏洩していた?・・・。

京都府警の捜査関係者は、犯罪に該当する可能性を指摘。
大学入試の業務を妨害、刑法の偽計業務妨害容疑である。

果たして警察は、入試問題を私的流用した犯人に辿りつくのだろうか。
警視庁外事3課の漏洩も、捜査の進捗状況が芳しくない中・・・。
ハイテク化、進化している不正の壁を、是非とも破って欲しいものである。
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民間の裏金

2010年12月30日 04時16分20秒 | 不正
またまた札幌と仙台の国税局が活躍した話題。

北方領土周辺海域を含むロシアの排他的経済水域。
この水域では毎年、両国政府が協定に基づき交渉で条件を決定。
ところが、スケトウダラ漁を行う漁業会社4社が、悪だくみ。

定められた漁獲量を超えて取ることを黙認して貰うため・・・。
漁獲量などをチェックするロシア国境警備局係官らにワイロを配る。
支出先を偽って経理処理・・・3年間で約5億円を提供。

更に、サンマやサケ・マス漁の企業でも同様のワイロ。
超過漁獲を見逃して貰ったり、トラブルを避けるために・・・。
現金や家具、車まで渡していたらしい。

とりわけスケトウダラ漁では、税法上、悪質な仮装・隠蔽行為に該当。
そして追徴税額は、重加算税を含めて計約1億5千万円。
高い授業料になってしまった・・・やれやれ。

それにしても、北の海でも縄張り争いが熱いのには驚いた。
袖の下のさじ加減一つで、漁獲量が増減する現実。
もちろんそんな原資は、魚価に上乗せ?・・・。
泣かされるのはいつも庶民という構図。

民間にまではびこる裏金の現実に、言葉もない。
企業倫理が聞いて、ただただ呆れる・・・。
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ホウチもいろいろ

2010年12月29日 05時29分41秒 | 不正
今度は、北海道の帯広畜産大学で不正が発覚した。
取引業者に物品購入を架空発注し、研究費を業者にプール。
いわゆる「預け」という手口で不正蓄財に励んでいたが・・・。
札幌国税局に指摘されて、不正がバレた。

問題の大学では、32人の教員が関与していたとか。
そして、預け金の総額が約1億6千万円に上る・・・。
教授は解雇や減給処分、預け金は関与教員で全額返還する・・・。

教育に藉口して金に固執する姿が、実に艶めかしい。
解雇された教授は、04年に国際研究集会の開催を口実に・・・。
業者の預け金から600万円を自らの口座に振り込ませたらしい。
こんな不正が常態化していながらも、私的流用は認められないとうそぶく。

道警が造語した「私的流用」なる言葉・・・その功績は多大である。
安全圏に逃げ込むためには、とても便利な言葉である。
大学の学長は、研究者が年度内に予算を使い切るのは難しいと言うが・・・。
そんな馬鹿げた意識が、税の無駄遣いに一層の拍車をかける。

そして来年度の予算は、2年連続で税収を上回る国債発行。
国の金庫はスッカラ菅という金欠病なのに・・・。
官公庁の裏金金庫は、底が抜けるほどの蓄財。

贅沢過ぎるなぁ~、いまの公務員たち・・・。
年度ごとの使い切り予算という仕組みが悪い。
更に、不正を企む公務員たちは尚更悪い・・・。

そしてこんな公務員の生活を、血税で支えるという不愉快な現実。
裏金問題を放置する法治国家が、呆痴国家に見えてきた。
おまけに新年早々、消費税増税というビックなお年玉を準備中。

国政ならぬ酷政・・・そんな不誠実な政治に心が痛む。
悔しいなぁ~、腹が立つなぁ~、何とかならんのかなぁ~。
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不倫デート代は税金

2010年12月19日 07時07分07秒 | 不正
不倫デートの費用を、税金から捻出する狡猾な警察官が登場。

組織に内緒で捜査費の不正流用・・・そこまでやるのか・・・。
12月17日、警視庁公安2課の巡査部長が、東京地検に書類送検。
おまけに同日付で懲戒免職・・・容疑は詐欺などだという。

クビになった理由は、捜査費74万円を不倫デート代に流用。
不倫相手との飲食などに使ったらしいが、呆れて二の句がつげない。
警察官が、不倫デートで税金を詐取とは、酷すぎる・・・。

警視庁の発表では、この警察官は過激派の情報収集などを担当。
それが、2007年9月~09年11月まで、捜査協力者との飲食代とか。
嘘をつくこと21回、計74万円の捜査費をゲットした・・・。
組織は、2年以上も騙し取られていたことに気づかない茶目っ気ぶり。

警察は不正が発覚しても、組織を離れての私的流用はないとするのが常。
しかし道警では、会計担当者2人が組織を離れて私腹を肥やした。
その結果、見せしめ的に逮捕した劇は、道民の記憶に新しい。

そして今回は、組織を離れての私的流用であるが、逮捕はしない。
なぜ任意捜査なのだろうか、逮捕すべき事件ではないのか。
巡査部長に組織の弱みを掴まれているから、任意捜査にした?

公表した背景には、公にされたくない何かが隠されていないだろうか?
国際テロ情報の流出に続いて、不倫デート代をかすめ取るずる賢さ。
警察組織内部の腐敗状況が、とても気になるニュースではある。

狡猾な公務員に舐められっ放し・・・腹が立つなぁ~。
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不正の背景

2010年12月11日 06時21分06秒 | 不正
地方自治体の不正経理問題が、ニュースになった。
会計検査院が、各自治体の内部調査状況や発生の背景。
これらを検証した結果をまとめた報告書を公表・・・。

53の都道府県・政令市が、08~10年に実施した内部調査。
国庫補助費分に加え、自治体の自主財源分でも架空発注。
浮かせた税金を、業者に保管させる「預け」などの手口が判明。

不正経理の総額は、約111億円に上ったらしい・・・。
会計検査院は、その問題の背景を探るため掘り下げて調査した。
「預け」など悪質な不正経理が、1千万円以上あった17の県・市。

そこの80部署を抽出して、会計事務手続きを調査。
結果は、54部署で物品発注と納入確認の担当課が同一。
そのためチェック機能が、働きにくい状況だったという。

なんとも気楽な検証結果は、評価するに値しない・・・。
単に時間とエネルギーと用紙を浪費しただけ。
どうせやるなら、会計責任者を処罰する法律の制定だ。

「市民の目フォーラム北海道」では、新法制定の提案。
仮称、「予算の不正執行の処罰に関する法律」。
ホームページの警察関連NEWSコーナーで詳しく述べている。

(22.10.11 山形県警でも不正経理、5県警の総額約20億8千万円
警察の裏金づくり、「捜査費」から「預け」にシフトか)

だが今の与党政権では、法制化が全く期待できない。
腰ぬけの会計検査院は、アンタッチャブルの世界に腰を引く。
かくして狡猾な公務員は、やりたい放題の世界を構築し続ける。

そんな現実を見せつけられて、悪が闊歩すること自体が許せない。
法治国家のテイをなしておらず、情けなくそして腹立たしい限り・・・。
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公開対談

2010年11月16日 06時09分04秒 | 不正
三井環さんと原田宏二さんの公開対談が行われる。
三井さんは、「検察の大罪」を告発し続ける元大阪高検公安部長。
原田さんは、道警裏金を告発した元道警釧路方面本部長。

その2人が、明日17日に札幌市内で語り合う。
主催は、札幌のメディア「北方ジャーナル」である。
「ウラ金のウラ」と題した「公開対談」の収録。

一般者、メディア問わず観覧は自由。
会場の規模の関係上、定員40人。
人数が超えれば、入場を断ることもあるとか。

当日は、録音と写真撮影は自由・・・こりゃビックな対談だ。
神戸の海保も熱いが、北海道の札幌も熱い。
マスコミが押し寄せて、市民が入場できないかも・・・。

急げ!札幌市中央区南7条西3丁目J-room館へ。
結果は、「市民の目フォーラム北海道」からも情報発信予定。
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