忖度する審議会

晋三に忖度する財政制度等審議会(財務相の諮問機関)。
太郎ちゃんに提出した建議(意見書)で、原案のこんな言葉が削除されていた。
将来の年金給付水準の低下が見込まれる。
自助努力を促すことが重要・・・。

太郎ちゃんが、老後の生活費が2,000万円不足するとした金融庁の審議会報告書。
その受け取りを拒否したこと等で、夏の参議院選の争点となる景色に発展。
財政制度等審議会は、審議会メンバーらが作成した建議の原案を非公開で議論。

盛り込まれていた文言が、建議ではひそかに削られた。
ところで財政制度等審議会とは、財務省設置法で財務相の諮問機関として動く。
予算や決算等、国の財政に関する重要な事項を調査・審議し・・・。
財務大臣に意見を述べる役割を持つそうな。

そんな重要な審議会なのに、都合の悪い事実を隠す隠蔽体質は依然として健在。
振り返れば、年金データーを勝手に消して「消えた年金」とうそぶく政治。

年金水準は、将来的に現行より3割も目減りするらしい。
しかし、それも蓋をして隠し込む政治。
財政の健全化を重視する立場の審議会だが、忖度する諮問機関なんて要らんなぁ。

「年金」がらみで夏の参議院選では、晋三軍団が大惨敗？
そんな景色を心待ちにしているんだが・・・。