太郎の危機感(その2)

いまや晋三の周りは、イエスマンの官僚ばかりらしい。

本当に腹を割って話ができるのは、アッソー太郎しか残っていないそうな。
そして太郎は、夏の内閣改造でその二階と菅を更迭し・・・。
新体制のもとで9月にイチかバチかの解散・総選挙を打つ作戦を晋三に促したとか、しないとか。

とまれ、「太郎が動けば風が吹く」・・・永田町ではそんな言葉が囁かれているようだ。
ところで衆議院議員の任期満了は来年10月までだが、来年の政治日程を見ると、こんな塩梅。

1月から6月までは通常国会、7月は東京都議選。
それが終わると東京五輪とパラリンピックが予定され、9月には自民党総裁選がある。
結果、逆算すると今秋しか解散・総選挙のタイミングはないそうな。

それを逃すと任期満了の「追い込まれ選挙」となってしまう。
アッソー太郎は、総理時代に追い込まれ解散で大敗した苦い経験を持つ。
それだけに、逆風でも勝負をかけるべきという考えが、先行するらしい。

なるほどねぇ、晋三には支持率が急落するさなかの総選挙は不本意だろうが・・・。
その先は更なる大逆風が、ドッカ〜ンと待ち構えている。
おまけに来年開催の東京五輪は、国際オリンピック委員会（IOC）のコーツ調整委員長が・・・。
今年10月中に開催の可否を判断すると言明しているとか。

そんな状況に鑑みて、開催中止となれば景気は更に落ち込む。
おまけに巨額の損害賠償問題も発生する展開。
ということで晋三にすれば「進むも地獄、留まるも地獄」。

結果、破れかぶれの9月解散にを打って出て・・・。
IOCの判断前に総選挙を実施するしかないという事になるようだ。