女房が図書館から借りてきた本の題名は、ギターと出会っ
た日本人たち
ギターやマンドリンが日本に入ってきたルール本とも言え
る。
これに類する本は他にもあるが、新しい発見もあり、一読の価値
はあるでしょう。
表紙は古書と見間違う色柄ですが、2011年1月10日初版発
行とある。
ヤマハミュージックメディア発行で、著者は竹内貴久雄氏。
190ページ税別で2,000円。
ギターの巨匠と言われたスペインのアンドレス・セゴビア
氏は、昭和4年(36歳)に日本で初の演奏会を開催している。
セゴビア氏の記述本でよく見かけるポーズ
古賀政男氏は、セゴビアの演奏会直後に影を慕いての
作曲を仕上げたとされる。
日本へ最後に訪れたのが87歳の時(3回目)。
94歳の生涯を閉じるまで精力的に演奏活動を続けた。
戦争映画を描いた禁じられた遊びの主題歌、愛のロマ
ンスはスペイン民謡で、ナルシソ・イエペス氏がギター1
本で演奏、日本にギターを広めるキッカケとなった。
イエペス氏には、私も行き会っているが信じられないほどのあが
り症で、一杯引っかけてから舞台に上がる場合が多かったと聞
いている。
私が直接本人にもらった自筆のサインで、わざと斜めに書いてあ
る
イエペス氏は、10弦ギターを開発した人としても知られ、日
本へは20回近く来ているが、残念ながら平成9年、69歳の若さ
で他界している。
この本には、タイトルどおり、ギターやマンドリンと関わった数々
の日本人が掲載されていて興味深い。
中央マンドリン楽団のページへリンクします。
群馬中央ギター学院のトップページへリンクします。
ぐんま自分史の会のページへリンクします。