グッドぐんま 2

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冬だって楽しい ぐんま昆虫の森

2008年12月08日 22時33分55秒 | ぐんま昆虫の森
昨日は、桃ノ木川の後、ぐんま昆虫の森へ。



雑木林の木々は葉を落とし、冬の風景。
訪れる人も少なくなり、静かな園内・・・



が、しかし!
ぐんま昆虫の森は、この時期でも充分面白いのであります!

亜熱帯の蝶が飛び交う生態温室
イシガケチョウ


ツマムラサキマダラ


最近、チョウの飛翔シーンの撮影を練習中なんですが、大きくて優雅に舞うオオゴマダラが一番撮りやすいです。




亜熱帯の蝶と戯れた後は、ちょっと寒いけどフィールドへ。
この日は最高気温10.4℃と真冬並の気温でしたが、風が強くなかったので、日だまりは暖かく感じました。

水辺の周辺では赤とんぼを5、6匹見かけました。
この時期に会えるとは思っていなかったので、少しびっくり。

スタッフの方によれば、マユタテアカネ、ミヤマアカネ、アキアカネが見られるようですが、私が見たのはマユタテアカネでした。

エノキの根元の落ち葉をかき分けて探すと、そこにるのは・・・


いた、いた(^^)
オオムラサキの幼虫です。

背中に4対の棘があるのが特徴です。ゴマダラチョウの幼虫も同じ場所でいて形もそっくりですが、ゴマダラチョウの幼虫は棘が3対です。また、オオムラサキが4齢で越冬するのに対して、ゴマダラチョウは終齢で越冬するので、この時期で較べるとゴマダラチョウの幼虫のほうが大型です。

桑畑で見つけたクワゴのまゆ

クワゴはカイコのご先祖様。野蚕とも呼ばれます。

チョウセンカマキリの卵鞘

カマキリの卵鞘探しも冬のフィールドでの楽しみです。

モズのはやにえ(早贄)

カエル嫌いの私、脂汗をかきながら接写(^^;)
モズのはやにえは冬の食料確保が目的とも言われていますが、そのまま放置されてしまうことも多く、その目的は、はっきり分かっていません。

廃ほだ木が積んである場所ではこんなものを発見

カビ類に冒されて死んだビロードカミキリの仲間
以前見つけたイナゴもそうでしたが、カビにやられて死んだ虫はなんでその場にしがみついたままなんでしょうね? 面白いなぁ

冬は生き物にとって試練の季節。様々な工夫で厳しい季節を乗り越えようとしています。
冬のぐんま昆虫の森では、生態温室のチョウを見て外の寒さを忘れるのもよし、また宝探しのように、フィールドでひっそりと息を凝らして暮らしている生き物たちを見つけ出すのも楽しいものです。

ぐんま昆虫の森