グッドぐんま 2

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ぐんま昆虫の森  ~ むしむし大行進 ~

2009年07月13日 21時41分28秒 | ぐんま昆虫の森
ぐんま昆虫の森の続きです。
昨日紹介しきれなかった、樹液酒場以外の虫たち。
この時期のぐんま昆虫の森は、も~虫だらけでございます。たまりませんねぇ (^^)

雑木林にて

葉っぱに描かれた宝の地図?

いわゆる「字書き虫」の食痕です
字書き虫は、ハモグリバエやハモグリガの幼虫のこと。
葉の中に潜り込んで食べ進むので、その跡が白く字を書いたように見えます。

キマワリ

長~い脚が特徴のゴミムシダマシ科の昆虫。名前のとおり、木の幹をぐるぐると歩き回ります。

ノコギリカミキリ

触角がノコギリのようにギザギザしているのが特徴。

ヤママユの幼虫

別名は天蚕(てんさん)。クヌギやコナラなどの葉を食べます。
美しい体色ですねぇ。

ヤママユの繭

美しい緑色の繭からは天蚕糸という絹糸がとれます。
天蚕糸は独特の風合いを持ち、珍重される超高級絹糸。繊維のダイヤとも称されます。


林縁から原っぱにて

ジャノメチョウ

タテハチョウ科には樹液に来る種類が多いのですが、ジャノメチョウは樹液ではあまり見かけません。草地の花を訪れることが多いようです。

コミスジ

これもタテハチョウ科ですが、樹液酒場にはほとんど顔を見せません。
羽ばたきと滑空を繰り返す飛び方は、なかなか優雅です。

ハグロトンボ

ハグロトンボは水辺をヒラヒラと飛んでいるというイメージですが、若いうちは水辺を離れ、雑木林の中など薄暗い場所でも見かけます。


水辺にて

オオシオカラトンボ


ショウジョウトンボ



ショウジョウトンボの「ショウジョウ(猩々)」とは、伝説上の動物で、生物の名前ではショウジョウバエ、ショウジョウバカマなど、赤色を表します。
池の上で真っ赤なオス同士が激しく争っている様子は見応えがあります。

クロイトトンボ



アジアイトトンボとともに、どこにでも見られる普通のイトトンボ。
黒にブルーの配色がカッコイイね。

モノサシトンボ

大型の糸トンボ。周囲に雑木林などがあり、木陰の多い池沼でよく見られます。
腹部の模様が物差しのように見えるのが名前の由来。

キイトトンボ

実物を見たのは初めてだったので、最初は羽化したばかりのモノサシトンボかと思ったのですが、どうもキイトトンボのようです。
キイトトンボは本州、四国、九州に分布し、主に平地や丘陵地の水草の多い池沼などで見られます。また尾瀬などの高地にも生息しています。
名前の由来は、体の色から「黄イトトンボ」。これが“生糸トンボ”だったら、シルクカントリーぐんまにぴったりだったのにね。

昆虫観察館別館フォローアップ学習コーナーのカウンターに展示されていたタマムシ

真夏のギラギラ太陽の下で見るタマムシは、世界一美しい昆虫だと思います。早くフィールドで会いたいなぁ

ぐんま昆虫の森