グッドぐんま 2

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ぐんま昆虫の森 真夏 ~ カブトムシとヤマユリ ~

2009年07月22日 22時13分06秒 | ぐんま昆虫の森
今日は夏休みを頂きました。
日本で46年ぶりの皆既日食。群馬でも部分日食が見られるというので、午前中は家で日食の観察をしようかと思っていたのですが、生憎どんよりとした曇り空。
見られるかどうか分からない太陽を待っていても仕方ないので、ぐんま昆虫の森に出かけました。
 
真夏の雑木林は賑やかです。
まずは、樹液酒場




カブトムシ、カブトムシ、カブトムシ・・・・

樹液酒場はカブトムシだらけ



樹液を出すクヌギやコナラの周りでブンブンとカブトムシが飛んでいます




オオムラサキ

大きく立派な翅、そして神々しささえ感じる美しい色は、『国蝶』の称号に相応しいですね。
英名はGreat Purple

カブトムシにも一歩も引かずに、堂々と樹液を吸っています。


アカメヤナギにいたノコギリクワガタのペア

大きな木の樹液酒場は、カブトムシたちに占拠されているので、クワガタたちはヤナギにいることが多いです。


ノコギリクワガタのオスが写真のように、メスを抱きかかえるようにして守っている姿をよく見かけます。(警護行動)

こちらの体が小さめの個体も、ちゃんとメスを警護。ご苦労様です。


ルリボシカミキリ

なんとも美しいカミキリムシですね。日本固有種。
触角の節に黒い毛が房状に生えているのが面白い。

雑木林の帝王がカブトムシならば、雑木林の女王はヤマユリでしょうか。


林縁を美しく彩る大輪のヤマユリ




なぜ、ヤマユリはこんなに豪華絢爛な花を付ける必要があったのでしょうか?
“野に咲く花”という言葉のイメージからかけ離れた、このゴージャスさは何なの?不思議な感じがします。



ヤマユリなどの日本のユリの球根は大正時代まで盛んに海外に輸出され、多くの栽培品種のもととなったそうです。



オオバギボウシもたくさん咲いています。


水辺にて
マユタテアカネ


眉のような黒い模様が顔にあるのが名前の由来。

メスはこの個体のように翅の先端が黒褐色のものと、無色のものがいます。

オオシオカラトンボ


ぐんま昆虫の森では、現在カブトムシの数がピークを迎えています。樹液に群がるカブトムシの数は半端じゃありません。一見の価値あり!


ぐんま昆虫の森



園内を歩いている途中で空を見上げたら、雲を通して欠けた太陽が見えました。

群馬県内では、2012年5月21日に金環食が、2035年9月2日には皆既日食が見られるそうです。

県立ぐんま天文台