早期リタイア&移住生活

早期退職し信州へ移住しました。呑んで、走って、耕して、作って、野鳥を眺めて、自然を楽しむ日常を綴ります。

ワインとジャガビー

2018-06-08 | 食・ワイン
マンガやドラマの影響でワインと食べ物のマリアージュという言葉が一般的に知られるようになりましたが、言うまでもなく、刺身や寿司と日本酒、もつ鍋には焼酎、枝豆にビール、等昔からみんなが普通にやっていることです。

ワインの世界では「マリアージュ(結婚)」という言葉を使いますが、もともとやっていたことが世界に広がるわけですから、結構楽しいです。ボルドーのワインにはボルドーの料理、ブルゴーニュのワインにはブルゴーニュの料理という感じなのですが、結構適当でもおいしくいただけます。ただ、それがピッタリ合った時の食事・ワインの進むことこの上ないです。

例えばフランス東部のジュラ山脈一帯で作られている熟成ハードチーズの「コンテ」。これが、このジュラ地域のサヴァニャンという土着品種からつくられるワインと合いすぎてびっくりです。また、これは私だけの味覚かもしれませんが、熊本ワインの「菊鹿」が熊本の馬刺し&熊本の馬刺し用の刺身醤油(東京で売っている刺身醤油ではNG)と意外に合うのです。

ワインの世界では魚なら白、肉なら赤、というよりも色を合わせるとGood,と言います。肉でも豚しゃぶならば白ワイン、魚でもカツオならば軽めの赤ワイン、といった感じです。そういう意味では赤の馬刺しに菊鹿(白ワイン)はGoodではないはずなのですが・・・。興味があればどなたか試していただけると嬉しいです。

ところで、先日オレゴンとワシントンのワインを飲む会に参加する機会がありました。そして、オレゴンのピノ・ノワールには「焼き鳥(=醤油味)」が合うらしいという情報を得たのでコンビニでジャガビーのバター醤油味を買って持参したら、これが正にピッタリだったのです。もともと「油」との相性もいいとのことだったので、バター&醤油、というのは鉄板だったのかもしれません。別の方が持参されたジャガビーのチーズ味とわさび味もそれなりに合ったのですが、自画自賛で恐縮ですが醤油が一番合った気がしています。

ちなみに、アメリカの州別ワイン生産量の一位は言わずと知れたカリフォルニア(全米の85%)で、二位のワシントンは5%でとても及ばないのですが、昨今急成長中とのことでワインもアメリカらしくない繊細さを感じられました。そのお隣のオレゴン州のピノ・ノワールは格別でしたので、今後に期待して飲み続けてみようと思います。

かきやすいペン

2018-06-07 | どうでもいい話
 最近パソコンばかりで文字を書く機会が少なくなり、そもそも下手なのがどんどん下手になっていくような気がしています。
 字のきれいな人の例を見ると、そもそもの素質もさることながらやっぱり字を書く機会が多いことやキレイな字を書くコツを知っている、のだそうです。

 ずっと昔の話ですが、字がきれいになる機械が販売されていました。すごく太いペンのようなもの・・・ペンというよりもこん棒?のようなものがぶるぶる震えるやつで、それを一日に何分間か持つだけ、だったと記憶しています。その時の私の理解では「握力」を鍛えるときれいな字が書けるようになる、のだろうな、と。
 確かに、握力がなくて字がふらふらしているときれいには書けません。まっすぐな線が引けることもキレイな字を書くポイントだそうで、まっすぐな線を書けるようになるだけで字がきれいに見える、とも言われています。

 さて、今回、お会いしたことのない年配の方にお手紙を書くことになりました。お願いのお手紙なので心がこもってないとダメだな、と。パソコンで書いて印刷してサインだけ、なんてのでは気持ちが伝わらないので、もちろん全て手書きにすることにしました。
 こうなるとやっぱり書きやすいペンを選ばねば。誰もが経験することだと思いますが、書きにくいコロコロ滑るようなボールペンでキレイな字を書けるのは、本当に字がきれいな方だけです。へたくそが書いてもきれいになるペン・・・ちょうどLDKという雑誌で特集していました。

 結論として一位だった無印良品のゲルボールペン(税込100円)を使用して、恥ずかしくないくらいの文字で手紙を書き、無事投函することが出来ました。ただ握力は落ちているし字が下手なのは問題なので、書道でも再開しようかな、と思う今日この頃でした。

ワインの表現

2018-06-06 | 食・ワイン
ワインの勉強を始めた10年くらい前に、Winaromaというものを購入しました。
ワインの香りを構成している・・つまりワインの香り、味の表現に出てくるような「花」「果物」「木の実」の香料をセットにしたものです。当時の価格で2,3万した覚えがあります、ホント道楽価格すね。

元を取れるほど役に立ったかは?ですが、バナナとかパイナップルの香りはわかっても、西洋サンザシとかシベット(ジャコウネコの生殖腺分泌物を牛の角につめて作られるもの)とか言われてもさっぱり想像がつきませんでしたので、雑学的に役に立った気がします。

このセットの中には「ブショネ」と言われる劣化したワインの特徴となる香りも含まれています。例えばソムリエがワインの香りを嗅いだ時にその香りに気づけば劣化したものをお客様に出すことはないのですね。例えば、タール、硫黄、酢といったものです。但し、タールは長熟のワインや若いカベルネソーヴィニヨンからも感じられることがあるので一概にブショネとは言えないところは難しいです。

そんなマイナスイメージの香りだけどブショネではないものの一つが重油香。リースリングの特徴となる重油香、私のワインの師匠はいつも重油香の説明の時にビーチボールを出してきますが、そんなビニールっぽい感じです。寒いエリアのリースリングで出やすい香りなのですが、この重油香が臭くて昔はリースリングがあまり好きではありませんでした。が、地球温暖化のせいか?最近飲むリースリングではあまり重油香に出会わなくなりました。

ニュージーランドのソーヴィニヨンブランのトロピカル(パイナップルなど)の香り、ボルドーのカベルネソーヴィニヨンのピーマン香、ボジョレーヌーヴォーのキャンディ香など、初心者でも割とわかりやすい香りなのでワインを飲むときは気にしてみると楽しいです。

この香料セット、時間がたちすぎて全部ブショネかと思いましたが、まだまだいい香りを残していました。久しぶりに復習してみようかな、と思っています。

浅間の民話 でいらんぼう

2018-06-05 | 信州
先日、軽井沢から小諸に抜ける1000メートル道路をジョギングしていたところ、追分調整池の入り口にこんなものがありました。



でいらんぼう、って聞いたことないけど、浅間の民話らしいので、これは知っておいて損はない?(笑)とネットで検索してみたところ、まんが日本昔ばなしのデータベースでヒットしました。

http://nihon.syoukoukai.com/modules/stories/index.php?lid=423

あらすじはこんな感じです。

昔、浅間山のあたりに、「でいだらぼっちでいらん坊」という大男がいました。
●碓氷峠に腰かけて昼寝をしているところを猪に邪魔されたので、猪汁にして食べようとしたらこぼしてしまい、このあたりでは今も猪汁の塩辛い水が噴き出すようになった。
●浅間山が大きくなるのを見て、八ヶ岳も大きくしようと八ヶ岳の上に土をかき集めて乗せたら、八ヶ岳が重いと言ったので怒って八ヶ岳の上に乗せた土を崩してしまった。八ヶ岳の頭はこの時に凸凹になった。
●蓼科山(八ヶ岳の妹)が「お兄さんがかわいそう」と泣き出したので、脅かして泣き止ませようとし蓼科山を持ち上げたが、これが意外に重くて足がめり込み、その足跡が「双子池」になった

と、ここまで聞くと、ただのわがままなやんちゃ坊主か、と思うのですが、続きがあって

●増えすぎた人間の食べ物をめぐる争いがうるさいのに参り、湖沼を埋め立てて新しい土地(佐久平と塩田平)を作ってあげ、その豊かな土地に作物を植えて生活できるようになったので、でいらん坊のことを「大きいぼっちゃ」と言って崇めるようになった

ふむ。まあ、いいこともしたのかな、と思いますが、うるさいのに参っただけで、これまでいたずらばっかりしていたのが最後に少しだけいいことをしたことで褒められたって感じですね。

本当にこのエリアでいい話として語り継がれているのか、今度地元の人に聞いてみることにします。

ポチという名の・・・

2018-06-04 | 野鳥・生き物
我が家では色んなものに名前を付けます。
最初は会社のファイルサーバーに名前を付けるのと同じ調子で、自宅のパソコンや共有のハードディスクにpoppoとかbonobonoとか、愛用のパジェロミニはpenpenとか、その時の旬の言葉を名前にしていたのですが、旬の言葉と関係ない「ポチ」という生き物がいます。

それは、犬でも(もちろん)ネコでもなくハエトリグモ。クモ界の萌えキャラともいわれている、と紹介するサイトもありますが、コバエやダニなどを食べてくれる益虫です。このハエトリグモのことをポチと呼んでいますが、何匹いても全部ポチです。
ポチは萌えキャラと言われるだけあって、近くで見るとぴょんぴょん飛ぶところとか結構かわいいです。糸を出しますがこれでクモの巣を張ることもなく、人間の食べ物や身体に手を出すこともないので嫌悪感もないです。

餌をあげているわけではないけれど、夏の間は住み着いているのでそれなりに餌があるということなのでしょう。人間に悪いものを餌にしてくれているのでホントにいいやつです。ちなみに、餌がなくなると自然といなくなるのだそうです。1月くらいになるといなくなるのですが、餌がなくなったからか寒くて死んじゃったのか(または冬眠?)は定かではありません。

まだ、信州の家では見ていないので早く活躍してくれることを楽しみにしています。