老人雑記

生活の中で気づいた浮世の事

    携帯の料金(もんもん)

2019-11-08 10:55:30 | 俳句

       

 

さて、どうしょう。 (もんもん)としている。

 

遍路道でどんぐりを拾った。どんぐりの萼と鈴を合わして作ったスロラップ風のもの。

よく鍵を落とす夫が何かに使用をすると言う。私も自分で縫った小物入れの小さな袋のファスナーの先に付けようか?などと小一時間かけて作った。

 

       

 

(もんもん)の原因?

少し携帯電話や通信費の見直しを急に思い立った。

夫婦で使っている通信費を考えたこともなかったけれど、携帯電話のA会社の前を通りかかったものだから、ちょっと寄ってみた。

私の毎月の費用が万円近く。

今、解約をしてもっと費用を抑えることが、、、と尋ねた。

解約金が携帯電話が1万円。タブレットの解約が1万円。それと月の使用代金が1万円。計3万円かかると言う。

タブレットは入院などをした際、ベッドでブログ等々書くのに便利だけれど、もう昨今は俳句もブログも一時期に比べて熱は下がりっぱなし。はっきりどうでもよくなっている。唯一暇つぶしにブログは、こうやって書いてはいるが、段々と休むようにも。。。(タブレットの電源は入れぬまま、何か月も使わぬままになっている)

一番容量の少ない契約にすれば、、、と訊ねる。

長い目で見て、今3万なにがしの解約金を払っても経済的になるのでないかと考えたのだ。

夫と契約会社が違う。

そこでD社を訪ねる。

こういう訳で「しかじか、、、、」

家族割引。光ネット、、、などなどと計算をしてくれた。

勿論、タブレット は、もう使用せぬことが前提。

 そして最も重要な事 !解約金の1万円は、、、必要のない月も。

機器はシムロックをやる費用がかかるけれど、この機器はそのまま使用ができる。

 

今(もんもん)としているのは!

携帯会社とのやりとりは細部にわたっては書かない。

 

客を囲い込むために、僅かな使用料だが、解約金の詳細を隠していた事。相手が老人だと見くびったとしか思えぬ。

 A社に再び行った。

D社ではこのような料金プランになりました。長いお付き合いですからこのプランと同じようだと、A社で、、、、とやんわりと言った。

 「すみません!12月だと解約料が必要ありません」

 

 消費者センターに報告をしようか、、、で(もんもん)相手を見ての恣意的な説明不足を、、、、。

知らない私が悪い(勿論)隠していた担当者が悪いのか?(もんもん)

改めて来月はD社に変更をする。

 生産性のない年金生活者は、通信料の見直しも、、、、、、

現役の人が2~3万の料金を払うのとは、(老人がちょっぴりのお金でなんだ~)、、と思ったに違いがない。が今に君だって歳を取る。可笑しかったか?金の無い老人が、、、、。

 

昨夜は(もんもん)としながら、どんぐりのストラップを作った。

 

     ⛄     着ぶくれてもんもん古い手紙かな    

     ⛄     ゆきずりの人と粧ふ山愛でる    

 

 

 

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   木の実落つ

2019-11-07 00:56:16 | 俳句

  

 

季節も良くなった。朝夕は一気に秋を越して冬の気配もするが。。。。。

小六月なる季語がふと浮かんだ。

まことに久しぶりに屋島の散策。

昼の月が。

写真を撮っていると下校の男の子が話しかけてくる。

「何を写しているんですか?」

指をさして

「ほら、昼の月が出てるでしょう」

「池を見てごらん!」

「お月さまが、水面に写っているでしょう」

 

      

 

「あれ、本当だ、、素晴らしい」

 

    

 

「僕たち何年生?」

「五年生です」

「この池に20年くらい前に子供が落ち込んで、、、知ってる」

「はい。弟を助けようとしてお兄さんと二人が亡くなった話でしょう」

ここは小学校にに近い通学路だ。

「先生から聞いたの?」

「いいえおばあちゃんから」

「僕はお母さんから」  と口々に、、、

「気をつけてネ。道草しないで早く帰って! 家族に心配かけないでネ」

「はーいー さようなら」

 

    

 

外に出るのは気分が晴れる。誰や彼とのふれあい。子供に話かけられるのが一番に嬉しい。

お日様に当たって家に帰るとバッタンキュー。ひどい疲れだったが。

 

     🐣     ここからは猪の領域木の実降る

     🐔     秋乾き今日は病院梯子する

     🐦     お隣の猫呼べば来る小六月

     🐓     何の鳥やらどんぐりを落としてくれ

     🐥     草紅葉軍手片っぽ落としけり

 

 

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  秋の、、、、

2019-11-05 21:24:42 | 俳句

  

 

開催中の秋の瀬戸芸が明日終わるという日曜日、気温もそれなり、どこかの島へ行こうという話に。

いつものように、高松港へ。

待たずとも、一番早い船に乗ることに。やはり便数の一番多い小豆島行きに乗ってしまった。

何を見ることも、何の計画もなく行きあたりばったりの瀬戸芸の見学。

そうやって夏会期も小豆島だった。つまらないお婆だこと。今回は夫も付き合ってくれている。

小豆島の港でも、一番早く来たバスに跳び乗った。

バスの中で隣に座った二人のお嬢さんと話をする。

彼女らがオリーブ公園でバスを降りると言うから、一緒にそこで降りる。

家を出たのが遅かったから、ちょうどお昼どき。

待って、長い列に並び、、、、

名物に美味いもの無し。値段の割になんてこっちゃ。

観光の島にケチをつけてしまうが、、、、、期待は大いに外れた。

ワンコちゃんを連れて、島を一周した時の、姫路行きの船が出ていたフクダ?港で食べた時の美味しかった「あなご丼」がこの島ではピカ一の想い出の美味しい味だった。いつも、あの時の港で食べた「あなご丼」の話は夫婦で話題にもなる。

 

     

 

最近はオリーブ公園の風車の前で魔法使いならぬ箒にまたがって跳びあがる写真が流行っているらしい。

グリーンのポストに立てかけている、この箒。これを借りて写真を撮ろうとこれまた長い長い行列が出来ている。

小豆島へはワンコちゃんは三度連れて来た。ホテルで一緒の部屋で過ごした想い出がまざまざと甦る。

このオリーブ公園での記念写真もある。ずいぶんと景色が変わっている。オリーブの木が増えている。懐古趣味ではないが、昔のオリーブ公園が今よりずっと良かった。

マイナーな事ばかり書いたら島の人に叱られるか?観光よりオリーブの栽培がメインだ。生活かかっているもんな。

風車の前で箒にまたがってジャンプをし、写真を撮っている。

後で思った。

(私の着ていた黒いコートを脱いで貸してあげたら良かった)

大人も子供も魔女に変身できたかもね~。

ここでしばらく遊んだけで芸術作品は見ずにワンコちゃんを想い出すだけの一日旅に

なった。

私は一人で何度も来ている。夫と来るのは久ぶりだから、自然にワンコちゃんの思い出の場所に来ると、ワンコちゃんの話題にばかりなる。

しかし、少しリフレッシュすることができたかな。

 

     

 

土庄港にあった、瀬戸芸の作品。島の特産のオリーブだ。

夫の感想。笑っちゃった。。。「茅の輪みたいだ、、、」何と失礼な。

 

          🎊    旅心オリーブの実のこぼる径

     🎊    秋時雨醤油の匂ふてきたりけり   

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   借耕牛

2019-10-26 15:06:50 | 俳句

昨日は腰が痛くて家の中で歩くのも不自由だった。

土曜、日曜と続く。病院で診てもらっていなくては、もしこれ以上に痛みが激しくなったら困る。それを心配して近所の整形外科に初めて行く。

レントゲン写真を見た医師は、骨は悪くないようだと。

「原因は?何かしましたか?」

「思いあたるのは一昨日、かわら街へ行き、用事が終わり、買物をし、大きい荷物を待ったのが、、、駅を降りて5分くらい重たい荷物を持って帰りました」

「ふふん、、打ち出の小槌かなんか?」

「果物が美味しそうだったから沢山」

「それにしても珍しいお名前ですね。讃岐の方ですか?」

「いいえ、阿波です。」

「少し立って下さい。ベッドに横になって。」

足を上に上げたり降ろしたり、膝を叩いたりした検査が終わる。

「大丈夫ですよ。それにしても身長が高いですね。」

「昔は大きかったと思いますが、今は普通ですね」

「讃岐男に阿波女、どういう意味でしょう?」

「さあ~。阿波女は情が深いのかしら?」

「僕は子供の頃、(カリコウシ)の世話をしていました」

「そうですか。いい制度だったみたいですね」

どうして (カリコウシ) の会話に、、、

医師は年寄りに見えた。私の年齢はカルテを見ると一目瞭然だ。年齢が同じくらいかも知れぬ。私もまぎれもない年寄りだ。わたし、先生のお母さんに見えたのかな~?

次から次と質問をされる。

「可愛い猫のブローチですね。」

「はい、猫や犬が好きで飼っていました。志度で!二匹とも亡くなって、病院が沢山ある、こちらへ越してきました。それで今回も先生のお世話になることに」

「ほお、、犬や猫は可愛いいですか?」

「はい、癒されます」

「先生。それにしても讃岐男も阿波女も、交通マナーは悪いですね~」

「事故の後遺症でリハビリ患者も多いですよ」

よほど医師は話好きらしい。看護婦に促されて次の患者さんが呼ばれる。

「来週の月曜日、もう一度来て下さい。様子を確かめましょう」

「ハイ 有り難うございました」

 

カリコウシとは!

< (借耕牛)と書く。徳島の山間部は草資源が多く牛を飼いやすく、反対に香川県は平野部は水田が多く稲わら、麦わらは副業に使用するため、草資源に乏しく、牛を飼うのが容易でなかった。などなどの事情から行われるようになったと、、、。普通、取次業者が中に入って契約を交わし農繁期の、夏秋を通じ約80日ほどであった。借耕牛の頭数は、多い時期には夏秋作を通じ約八二〇〇頭。徳島からの経路は、五名口、清水口、岩部口、美合口、塩入口、猪ノ鼻口、野呂内口、曼蛇口などであった。 賃貸の時期には各峠の集合場は牛を追い上げ、追い上げる両県の農家でにぎわい、飲食店などが繁盛したらしい。>

一度、このカリコウシが通った峠道を歩きたいと思いつつ、身体が利かなっくなっている。懐かしい言葉だ。実家からの帰り、遠廻りし、今は温泉施設がある峠を、カリコウシが通ったなどと、想いを馳せながら休憩をすることも。

 

     🌸    山桜そのかみ借耕牛通る

     ✾    待合室せはしなげなる秋扇子

     ❁    話好きの医師と患者や暮早し
     
     ❀    宿題は狐が提灯下げ来るぞ

 

今日はまだ、食卓の上の鉄瓶に手を伸ばすとじんと痛みが、、、。ああ歳は取りたくない!

 

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     柘榴の実

2019-10-24 14:37:00 | 俳句

   

 

柘榴を見ていると、バックパッカーが四人通りかかった。

最近は日本人にもまして外国のパッカー?遍路がよく通る。

「オオー」と言って先頭の人が立ち止まると、みな柘榴を見上げている。

「私の家の柘榴だと、ちぎって差し上げれるのですけれど」とお接待の心がわいてきた。

「ええ、ありがとううございます」と短い会話をして別れた。

柘榴は原産はペルシャ地方で、シルクロードを通って平安時代に薬として日本へ入ってきたそうだ。

 

           実柘榴や抜けた乳歯を屋根に投げ

           柘榴の実一つこぼして又こぼす

           パッカーの恋し柘榴の実る家

           かき鳴らす竪琴柘榴の実る丘

           柘榴酸っぱその一粒のいとほしく

 

昼食も終わった。これからお裁縫を、、、布地が二~三枚、目の前に。

 

     

 

  

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