淋代の海の鳴りをり神無月 葉
神無月どこか懐かし山羊の声 葉
診療船泊まつてをりぬ神無月 葉
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猫の名は姫眠てばかり小六月
良く眠る姫である。花籠に、小さなケットを敷いてやると気に入ったらしい。窓辺に置いてやるとポカポカと暖かいらしく、この2~3日は、姫ハウスにいなから探せば、この籠の中で寝ている。
「姫 いらんかねー~」と籠を持って遊ぶ。悪い、飼い主が私。
今日のしりとり俳句で( 姫 ) が出てきたから、姫 で繋いだ。
(風の形の海峡) なんて句が出てきたから
風のかたち一度見たきや蒼鷹
風に形は無いと思ったが、心象的にはあるかもと、一度投句していたが、取り消した。
しっかりと読んだが、正直 心象句でもない。が、、、、本人は一生懸命に作っているので敬意を表した。風の形を見て見たいものだ。
私が、投句している、先生方も、今の私の心の内と同じだろう。よくこんな句、いつもいつも、投句してくるなあー。僕の教えに耳を傾けているんだろうかなどと、私が一生懸命作った句に引導を渡して 没 にしているのが解った。
ななかまど風吹き抜ける大通り
ななかまどをお題にだされたから、北の国札幌に思いを馳せて作った。
☆ ななかまど大きな雲の通りけり 藤田あけ烏
勿論、あけ烏先生のこの句が念頭にあった。
あけ烏先生の句も、列記して投句した。先生のように、省略ができていない。
はるかに及ばない。しかし、先生のことも、こんな形で、思い出すのもいいんではないかしら、と思っていた。
さてさて、なのだ。
この句を読んで、あけ烏先生に親しい人がいた。
あけ烏先生の句を皆さんに紹介して下さって有り難う、なんて言われた。
しりとり俳句の仲間に、いたんだなあ~。
あけ烏シンパが。世間は広いようで狭い。驚いた。
あけ烏先生の句は テレビ俳句会の模様を、NHKで放送していた。
角川春樹さん、他はどなたか忘れたが、著名な俳人が参加していた。 ななかまど の句はこの句会の、互選でトップになった。
そんなことも、思い出し、あれから何十年経ったかと思うと、寂しくなった。
そして、あけ烏先生の、晩年の句を紹介して下さった。
☆ 熊蝉の大洲の町を去り難し あけ烏
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