老人雑記

生活の中で気づいた浮世の事

玄関ギャラリー

2023-12-05 15:06:20 | 老人日記
 

玄関を入って二階への階段に、このタペストリー。
作って、すでに20年か?

故郷の大屋根のお寺さん。とか懐かしい田舎の景を。
さすが藁屋根の家こそ無いけれど、心の奥の故郷恋しの心象景。
   
     

鎮守の森。
高い石段を登る氏神さま。

六地蔵さんには蝶々が、、、
阿波へ三里の石の標。
そこは長い松並木の続く旅人が行き来する街道筋。
北から来た馬子が南の里に行く馬子に積荷を渡すと言う名残の名称で、ずばり馬次だった。
松風の淋しい音。
松の根方には川原撫子が風に吹かれていた。
我が家からは少し遠い場所だったけれど良く遊びに行った。

      

こんなタペストリーも作った。
寺の鐘楼や団栗の木をあしらった。
夏の夜は青葉木菟 のホーホーと淋しい声が聞こえた。

二~三日前から、向こうの家に泊まりがけで断捨離に行った。
せめて元気な間、古いパッチワークを飾って楽しもうと押し入れから出しての玄関ギャラリー。
私と連れ合いのみの鑑賞者。


    🐦   夫恋へば吾に死ねよと青葉木菟     橋本多佳子


多佳子の名句があるのも知る由もない子供の頃の想い出。

   
    
コメント
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