大阪水曜ほっと集談会一世です。
今日は珍しく超まじめなお話です。
おいおい、そう言いながらこのタイトルかい!
関西では、このような会話をノリツッコミと言います。
自分でボケて自分でツッコムことを意味します。
さて森田理論学習の要点によりますと神経質性格の主な特徴は自己内省性、心配性、執着性、完全欲と言われています。
その中で私が最も着目するのは自己内省性です。
自己内省を内向的と表現されている箇所もありますが誤解を招きやすく、違和感があるので私は使いません。(個人的見解)
他の資質は、神経質以外の性格にも顕著にみられます。
この肝である自己内省性が、加齢とともに欠如しますと軌道修正が難しくなり、ただのあつかましいおっさんになる気がしています。
神経質のようで神経質ではない。
例えるならタコの入っていないたこ焼き状態です。
さらに私は、不安、とらわれの背後にあるものとして、より良く生きたいという欲望(欲求)だけではないと思います。(個人的見解)
常々人が人として生きる上での不条理の問題があると感じています。
学生であればいじめられたり、嫌な人間が上司になったり、親子の関係など、自ら選択できない日々生きることそのものの苦しみ、老いの苦しみ、病の苦しみ、そして死です。
仏教では、これを四苦八苦と呼びます。
また宿命と呼ばれたりもします。
森田療法には、自覚療法の側面がある。
そうであるならば、症状が改善して行動が出来るようになったからと言って偉いわけでもない。
むしろ、症状と格闘して何かをつかもうとしている、目立ての時期が貴いと思う一世です。
ちなみに、私はタイ焼きも大好きです。(そっちかい)
2021・6・6 一世