私にとって、森田関係書物を多く読破する中、特に岡本常男著『私は森田療法によって救われた』を何度も読破しました。
以下その書物からの抜粋です。
P184、挫折・・・その事実を受け入れて、これは自分に与えられた成長のチャンスなのだとプラスの考え方をする。
p185 極限状況に追い込まれ、もうすべてを捨てて立ち向かうしかないという心境になると、開き直りが生まれます。
そのときには、こだわりや迷いがなくなっていますから、いろいろなものがクリアーに見えてくるのです。
それまで気づかなかつた自分の考え方や行動の間違いや価値観の限界を知り、発想転換するチャンスとなります。
曇った眼鏡をはずすと周りのものが新鮮に見えるように、視界を妨げていたこだわり、迷いが消えると、すべてのものが心の窓から飛び込んできます。
同時に、それまでどこかに逃げ道があるのではないか、誰かが助けてくれるのではないか、と甘える気持ちがあったものが、逃げ場もない、援助もないとわかると、自分の力で何とかする以外にないのだという覚悟ができるのです。
「人生に意味のないことはない」
・・・人生においては、どんな経験であってもムダなことは一つもありません。
そのときには、意味をもたなかったとしても、あとになって必ず意味を持ち、プラスになってくれるものです。・・・
以上『私は森田療法によって救われた』より
※以下明日につづく(3日間連載)
2021・7・13 てっちゃん