「大阪水曜ほっと集談会」公式ブログ

3月19日(水)14時~・3月18日(火)20時~(ZOOM)にてリモート集談会を開催します

我逢人(がほうじん)

2021年07月06日 11時20分47秒 | コラム 

大阪水曜ほっと集談会一世です。

先日大腸がんによる余命宣告を受けながら日々ブログ更新されていた、名プロ野球選手で元監督の大島康徳氏の訃報が報じられました。

その記事を読んだときにふと我逢人という言葉と河野基樹先生の事が脳裏に浮かびました。

我逢人(がほうじん)とは、人との出逢いによって人生は変貌する可能性を秘めているという禅語です。

さて先日あるリモート集談会に参加をさせていただきました。

その中で私が10代~20代にかけて集談会で直接指導を受けた河野基樹先生の事を紹介させていただきました。

元発見会の顧問でもあられた河野先生は、精神科医でありながら、ご自身も幼い頃から神経質症状で苦しまれ会員になられたという経歴を持つ稀有な方でした。

残念ながら25年前に58歳で癌の病により天国に召されました。

私は、先生の年齢を今月越えますが複雑な思いです。(泣)

河野先生への感謝は、何度も何度もこのブログでお伝えさせていただきました。

リモート集談会のメンバーの中で、河野先生の事をご存じの方が有りとてもうれしかったです。

私が、今日森田の学びを継続して、ささやかながら発見会活動に関わっているのは、河野先生と亡き弟のお陰です。

河野先生の果たされた功績は、※運命は切りひらくものに如実に描かれています。

※岸見勇美著 文芸社 副題「森田療法」の普及にかけた岡本常男と支えた人々

当時20代の私にとって、河野先生は発見会の父のような方でした。

私が集談会の自己紹介でつまらないことを話しても必ず良い部分を見つけて褒めてくださいました。

岡本記念財団の創設者岡本常男元理事長河野先生のお話が同時に集談会で直接聴けた当時の幸せを今噛みしめています。

不肖のバカ息子が、今も森田療法を学んでいることを、河野先生はどのような思いで眺めておられるのでしょうか?

ただ、ただ感謝の言葉しか見つかりません。


2021・7・6 一世

 


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