大阪水曜ほっと集談会一世です。
ゴールデンウイーク7連勤の山を越えられそうな予感がしています。
蔓延防止が解除され、経済活動の復活の兆しが見られますが問題は山積です。
人員は、そのままで仕事が増えていくのです。
結果としてミスが生じやすいのです。
さて、先日大きな海難事故が発生しました。
このような大事故が起こる度に思うことがあります。
最終決定権のあるリーダーに神経質の素質があれば回避できたのではないか!
私たちは取り越し苦労をします。
起こりえないことに振り回されるのはとらわれですが、取り越し苦労をすることでリスクを察知している場合も多いのです。
私も随分この取り越し苦労に苦しみましたが、後でその通りになった事も多々ありました。
結果として取り越し苦労に助けられたのです。
さて有名な重大事故発生の確率に関して「ハインリッヒの法則」があります。
別名を「1:29:300の法則」「ヒヤリハット」の法則と呼ばれることもあります。
よく言われる「1の重傷事故の影には29の軽症事故と300の無症事故が発生している」というものです。
無症事故の段階でどう対応するかこれが一番大切ですね。
私はもうひとつ人間の心に潜む問題にも触れたいと思います。
この度もそうですが自然界の摂理を無視した人間の驕りは常に繰り返されるのです。
それを、森田先生はずばり悪智と呼ばれています。
森田先生は端的にこう書かれています。
自分の考え方で、事実の真相を曲げようとする。
これが悪智です。
集談会のような心の機微な問題を扱う場では、個人情報やコンプライアンスに関しての取り越し苦労は特に必要です。
私たちの集談会では、始める前に必ず個人情報に関する決め事や発見会の活動指針を読むことにしています。
自助グループだからあまり細かい規定は避けたいものです。
ただ自助グループだからこそより一層、リスク管理を怠ることは危険であると考えている一世です。
2022・5・3 一世