大阪水曜ほっと集談会一世です。
カニカマが好きな私です。
貧乏で本当の蟹が買えないだけですが。
カニカマとは、風味、食感、色、形などを蟹の身に似せて作られた蒲鉾です。
主な原料はスケトウダラです。
これを発明した日本人は天才ですね。
これが大好きな私です。
しかしカニカマ森田は大嫌いです。
誤解を承知で申します。
森田療法を装った行動主義、成果主義が嫌いなのです。
森田療法の目指す処が人間的成長というのも何か違和感を感じる天邪鬼な私です。
以前人は成長しなければならない存在なのかというタイトルでブログを書きました。
人間的な成長とは何でしょうか!
私には今の自分がどう考えても森田療法に出会わせていただいた10代より成長したとは思えないのです。
10代の方が生きることに真摯でありました。
今は苦しいと、ハイボール3杯飲んでしまう私です。
1杯では、ダメなのです。(どうでもエエやろ)
カニカマ森田、パチモン森田、森田もどき、森田まがいなど新しい森田用語を発明している私です。
当然ですが、発見会では非公認です。
10代から数えきれないくらい講話や体験記や自己紹介を聴いてきた私です。
直感でこれは違うなと思うことが時々あります。
共通するのは饒舌すぎることです。
そしてもうひとつは、行動による成果に誘導、帰結させよう
とする内容です。
またあまりに理路整然としてとして立て板に水のようにスッキリと語られる森田に違和感を感じます。
森田療法に出会うまでに数多く人生論や啓発書を読みましたが反省を強いられるばかりでよりとらわれを深めました。
しかしこの体験からこの内容は神経質性格には合わないと直感的に見破ることができました。
森田先生はこう述べられています。
破邪顕正といって、正道・真理を発見するには、迷信・邪道を明らかにし、見破ってでなくてはできない。
白い色を認識するには、必ずその他のすべての色を否定しての、後でなくてはならない。
否定の研究の必要なことは、これがなければ、正しい肯定を確保することができないためである。
もっと早く森田療法に出会えていればと嘆く人があります。
大疑あれば大悟ありといわれますが、その回り道は決して無駄ではなかったのです。
2022・5・6 本当の蟹が食べたい 一世