大阪水曜ほっと集談会一世です。
自称集談会バカの私です。
今から30年以上前に大阪で夜間集談会として発足した大阪水曜ほっと集談会です。
一時期は、午前中幹事会、午後から昼間の集談会、夜から夜間の集談会、その後懇親会とまる一日集談会をやっていた私です。
今であれば完全に過労で倒れますね。
10代で入会し今年還暦の私です。
その間、ブランクもかなりありましたが、お釣りがくるくらい会費を払っています。
そろそろ発見会から表彰状がいただけるのでないかと期待しています。
おそらく全く役に立っていないので無理でしょう。(笑)
さて集談会の役割とは何でしょうか?
先日ユング心理学で有名な河合隼雄氏と私と同年代の作家の小川洋子氏の対談を読みました。
タイトルは、「生きるとは自分の物語をつくること」です。
一部抜粋させていただきます。
自分で治したという感じはないんですね。(河合氏)
治る場に必要な空気や水を先生が患者さんに供給されたのではないでしょうか。(小川氏)
この何気ないやり取りの中に大きなヒントを見つけました。
集談会は、一方的に教えたり教えられたりする場所ではない。
立ち直った先輩会員は、後から入会した会員に対して話やすい雰囲気を整える。
対面のみにこだわらず、年代に合わせてリモート、ラインなどのツールも使い分ける。
SNSに不慣れな年代には手紙なども有効かと思います。
いつもわたしは集談会で感じることがあります。
自分の悩みを語ることで、自分の問題が整理されて自分で立ち直っていかれるのです。
神経質の自己内省はそのような作用をもたらすのです。
私たちはそれを見守り、声なき声に耳を傾ける。
そのためにはより安全で安心な集談会運営が益々求められるのです。
2022.5.23 一世