大阪水曜ほっと集談会一世です。
コロナ禍により社会の仕組みや価値観の変化を感じる私です。
これは森田療法を学ぶ私たちのNPO法人生活の発見会も例外ではありません。
私たちの大阪水曜ほっと集談会も3年前から完全オンライン化しました。
お陰様で北は北海道から南は沖縄まで参加があり、交流がございます。
様々な情報がリアルタイムで縦ではなく横から入ってくる。
情報量は、比較できない程爆上がりです。
もはやブロックや支部の括りは重要ではありません。
既に私たち大阪水曜ほっと集談会は、独自に様々な試みを行っています。
数年後には独自に基準型学習会の開催も夢ではありません。
このような現象は社会的には※パラダイムシフトと呼ばれているようですが、よくわからないです。
さて、最近生物学者の青山学院大学、福岡 伸一教授の唱える動的平衡について関心のある私です。
何度読んでもわからないのですが、実は発見会活動に大きなヒントがあるのです。
学生時代に読書恐怖を隠れ蓑に学びを放棄してきた私です。
無知・無学のつけは受け入れるしかありません。
生命とは何か?
ひとりの分子生物学の学者のこの研究テーマが、企業の経営やスポーツのマネージメントを大きく変えようとしているのです。
生命を個体としてではなく絶えず変化しながらバランスを保つひとつの現象としてとらえるこの研究から組織の在り方を学ぼうとする動きがかなり前から提唱されています。
従来のピラミッド型の組織体系では、もはやこの変化の激しい時代に対応できないのです。
この動的平衡を押し広げていくと真っ先に要らなくなるのが社長や監督だそうです。
面白いですね。
従来脳が司令塔で各臓器に命令すると言う発想が実は脳は、情報を発信するだけで各臓器は個別に判断し機能しながら生命体を維持している。
特に食物を吸収する腸は第二の脳と呼ばれるのはその所以であります。
医食同源とは、深い言葉です。
最後に福岡 伸一氏のユーチューブ動画にアップされたフォーラムより抜粋します。
※動的平衡
それを構成する要素は、絶えまなく消長、交換、変化しているにも関わらず、全体としての一定のバランス、つまり恒常性が保たれる系
一年前のあなたと今のあなたは、生命体としては同じ人間ではないのです。
一向に症状が消えず同じですと何度も自己紹介で言われているあなた、それは事実ではありません。
あなたが神経質性格を有しているのであれば、必ず森田療法の学びにより変化します。
この動的平衡の中に森田博士のいわれる、「人生は絶えざる変化であり創造的進化である」を重ねるのは言いすぎでしょうか?
2022・5・9 一世
※「パラダイムシフト」とは、その時代に当然と考えられていた物の見方や考え方が劇的に変化することを指します。