
大阪水曜ほっと集談会一世です。
中年男性の陥るミッドライフ・クライシスとは?
中年期の心理的危機と訳されるそうです。
40代から50代の少しくたびれた感じのお父さん世代。
住宅ローンに教育費の負担、給料が上がらないのに物価上昇。
会社では、ポストも権限もないのに責任だけは問われる。
更に部下や後輩の若い世代は、もはや宇宙人感覚、何か厳しく言えば退職をちらつかせる。
家に帰れば居場所の確保が出来ず、完全に生きているATM状態。
そんな中年期の心の危機を私たちはどのように生きればよいのでしょうか?
森田療法はそのような日常に不安常住という言葉を投げかけます。
私にも魔の40代がありました。
漠然とした不安と常に何かに苛立っていた時期でした。
何をしても気に入らない。
何に対しても興味が湧かない。
今思えば男の更年期だったような気がしています。
それまでの体力を過信した行動主義や成果主義が心身を蝕んでいたと感じる余裕すらなかった。
そんな疲れた中年男性がようやく辿り着いた集談会で更に行動や実践を促されたとしたら?
おそらく二度と参加されないでしょう。
集談会は心のシェルターであってほしい。
世間や社会常識とは一線を画した心の安全地帯であってほしい。
羽を休めて飛び立つ時期を決めるのは私たちではない。
自称集談会馬鹿であるが、森田理論馬鹿にはなりたくない一世です。
2022.6.9 一世