大阪水曜ほっと集談会一世です。
還暦と定年が1ヶ月後にやって来る。
40年近いサラリーマン生活であらゆる辛酸をなめた。
森田療法との出会いがなければ今も神経質と闘いこのダイヤの原石のような資質に気が付かずに人生を終えていたかもしれないと思うと心底ぞっとする日々である。
思想の矛盾の苦しみは環境面からのみもたらされるだけではない。
自己の内面から噴き出すマグマのようなエネルギーに圧倒され極度の緊張を強いられた。
そろそろ自分で自分を解放したい。
人間関係も含めた自分を縛り付けてきた様々なことを断捨離したい。
そう言えば年賀状も5年前からすべて出すのをやめた。
話はがらりと変わる。
いつものことでご容赦いただきたい。
ピアニスト辻井伸行氏が好きだ。
全盲のピアニストではない。
優れたピアニストが偶然全盲であっただけである。
彼の弾く、ベートーヴェンの「月光」が激しく心を揺さぶる。
森田博士の「純なる心」とはこのような境地なのではないか?
基本に忠実でありながら心の赴くままに、自らの感性のままに紡ぎ出だす彼の音楽は、何物にもとらわれない世界観である。
心が疲れた時、彼の音楽に癒されている日々です。
2022.6.27 一世