「大阪水曜ほっと集談会」公式ブログ

11月19日(火)20時~・11月20日14時~(ZOOM)にてリモート集談会を開催します

夏は暑い、嫌なことは気になる、不安は苦しい!

2022年06月30日 22時25分36秒 | コラム 
 
大阪水曜ほっと集談会一世です。
 
このタイトルは、そのまんま森田博士の言葉です。
 
今日から7月ですね。
 
今年はことのほか厳しい夏になりそうです。
 
空調が普及していない、そもそもエアコンがない時代に庶民は、涼を取るための様々な生活上の工夫をしていました。
 
風鈴、朝顔の棚、井戸水で冷やした西瓜や瓜、蚊取り線香に蚊帳(かや)など昭和の風物詩が消えていくことに一抹の寂しさを感じている私です。
 
毎日が思うようにならない生活にはそれなりの幸福感がありました。
 
自然と※ネガティブ・ケイパビリティが養われていたような気がしています。
 
コンビニもスマホもない時代、自販機もほとんどありませんでした。
 
すぐに物が手に入らないことによるワクワク感やテレビのアニメがまた来週につづくと終わると待ち遠しく感じたものです。
 
YouTubeなど存在しない時代、森田療法に関しても書籍や新聞が唯一の情報源でしたね。
 
初めて10代で自覚と悟りへの道を読んだ時のあの感動は生涯忘れることはないと思います。
 
生活の発見会の会員になりたての頃発見誌が届くのが、とても楽しみでした。
 
ところで皆様今月7月号の発見誌はお読みになりましたか?
 
実は、私たち大阪水曜ほっと集談会の大切な仲間の体験記が掲載されているのです。
 
2ヶ月連続私たちのすばらしい仲間の方の体験記が投稿されています。
 
偶然とは思えない一世です。
 
今月オンライン集談会にご本人が直接参加されて体験記から森田を学びます。
 
最高に贅沢な学習会になることでしょう!
 
人が人に寄り添い、癒され、再び自らの人生を歩き始める。
 
私はそのプロセスとその人固有の物語を聴くことが大好きです。
 


2022.7.1 一世
 
※(Negative capability)不確実なものや未解決のものを受容する能力を記述した言葉。
 
容易に答えの出ない事態に耐えうる能力がネガティブ・ケイパビリティ。
 
イギリスの詩人キーツが発見し、精神科医ビオンにより再発見されたとのこと。
 
日本では、作家・精神科医 帚木蓬生氏の著書「ネガティブ・ケイパビリティ 答えの出ない事態に耐える力」が幅広く知られている。
 
 

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希望に充ちた努力!

2022年06月30日 08時27分23秒 | コラム 

大阪水曜ほっと集談会一世です。

最近不思議な事が度々おこるようになりました。

森田療法の学びで超能力を会得したわけでも、宝くじに当たったわけでもございません。

相変わらず貧乏暇なし、強い意志も根性もございません。

そのような私ですが若い方からの相談を受けたり、逆に本音でアドバイスをもらったり、友人・知人がこの3年ほどで随分増えました。

また仕事のオファーや趣味の誘いなども増えました。

大きな出来事は、ずばり定年です。

17歳から始めた森田療法を羅針盤にそして集談会を港にした航海も小さな通過点に到達しようとしています。

当然これからも生活が出来ませんので働くのであくまでも通過点です。

しかしながら様々な症状に苦しみながらここまでたどり着いたという感慨があります。

そのことを親父に話しましたら、ふーんと軽く言われました。

ちなみに親父は今年81歳の現役社員です。

80歳で現役引退を申し出たら、引き留められたという強者(つわもの)です。

男女を問わず、子育てやあたりまえのように定年を迎えておられる皆さんは本当にすごいと思います。

私は森田博士のこの希望に充ちた努力に心惹かれる者です。

神経質はそのまま神経質であって、これをいたずらに否定するようなことをしさえしなければ、そこにはただ希望に充ちた努力ということが現れるだけである。

希望に充ちた努力の陰には、不毛なとらわれの日々や絶望で眠れない日々があります。
それを体験したうえでの希望に充ちた努力なのです。


2022.6.30 一世


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