大阪水曜ほっと集談会一世です。
ずばり時代を変える者、それがよそ者、若者、馬鹿者と言われています。
さて、森田博士が神経質に関する学位論文「神経質ノ本体及ビ療法」を執筆されたのが今からちょうど100年前の1922年と年譜にあります。
当時フロイトの精神分析学が主流で、帝国大学の権威主義がはびこる時代にあって慈恵会医科大学教授の森田博士は随分悔しい思いもされたと思います。
いまであれば完全にアウェーの中、信念は揺るがず日本神経学会で論争を繰り広げるなど厳しい闘いをされていた印象を受けます。
帚木蓬生氏の著書によれば「エスペラント語で論文を書いてでもこの学説を世界に発表したい」と言われていたそうです。
今のネット社会であれば容易であった事でしょう!
時代が森田博士に追いついていなかった。
さて私は大阪人ではないけれど大阪水曜ほっと集談会に参加しているよそ者です。
かろうじて50代なので発見会では若者?
集談会バカの馬鹿者!
よそ者、若者、馬鹿者この3条件を満たしていると気が付きました。
時代を変える能力など微塵も持ち合わせておりませんが、既成概念や固定観念が嫌いで職場でも発見会においても様々な提案をして参りました。
まれに賛同いただけたこともあれば、真っ向から否定され悔しい思いや苦いお酒も随分飲んできましたが最近自分の思いが少し響いたと感じる出来ごとがありました。
これからも変わらず職場に於いてはお客様本位、発見会に於いては初心者の方の目線で誠実に取り組んでいきたい。
さらに意見の相違も含めて「森田の学びに昇華させたい」そう感じています。
2022.6・11 一世
※参照 帚木蓬生氏・生きる力 森田正馬の15の提言」朝日新聞出版