大阪水曜ほっと集談会一世です。
リカレント教育について最近関心のある私です。
「リカレント(recurrent)」とは、「繰り返す」「循環する」という意味だそうです。
社会人になってから自分の仕事に関する専門的な知識やスキルを学ぶため、「社会人の学び直し」とも呼ばれます。
「生涯学習」とは学ぶ目的が異なります。
リカレント教育は、仕事に生かすための知識やスキルを学びます。
最近生活の発見会においてもこの森田版リカレント教育が必要ではないかと提言したいと思います。
1980年代~1990年代かけて発見会は現在の約3倍の会員数でした。
当時のうねるような時代の醸し出す活気を思い出します。
以下は私の個人的見解です。
当時中心的存在として発見会活動に携わっていた現在の60代~80代の方は実践・総括を基本としたビジネス森田の影響を強く受けていたように思います。
努力すれば給与やポストに反映され、仕事終わりの赤ちょうちんが職場の潤滑油として機能していた時代。
あれから40年時代は、変わりました。
現場で働く身としては、努力イコール成果とは程遠い。
給与は欧米に比べ、何十年も上昇率はほとんど変わらないのに物価はどんどん上昇します。
ポストはないのに、責任は負わされる。
コロナ過で低迷していた経済の復調も見られますが、人手不足は深刻です。
人間関係も当然のようにギスギスして、飲み会も無くなり悩みを受けとめるクッション的環境は皆無です。
悩みの本質も変化していると思います。
本人の認識の誤りと単純に説明できない、機能不全家族やブラック企業が背景にあることも多い。
本来自助グループであるならば指導者は要らないはずですが、事実として指導する、されるの関係性はあります。
特に立場上集談会運営に携わる支部委員や代表幹事における森田療法や自助グループに関しての現代に即した学び直しが必要ではないかと思うのです。
新たな次世代の集談会のリーダを育成するためには60代~80代の私たちが後方支援に回り20代~50代のサポートに徹することが求められていると思います。
2022.6.22 一世